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ジュネーヴでも絶賛! チームラボがオペラを初演出、『トゥーランドット』が東京で上演

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オペラ『トゥーランドット』東京文化会館(c)teamLab, Courtesy Daniel Kramer, Tokyo N

 2月23日から26日まで、東京文化会館大ホールにて、ジャコモ・プッチーニ作曲のオペラ『トゥーランドット』が上演された。

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 本公演は、公益財団法人東京二期会創立70周年記念公演シリーズで、国際的アート集団『チームラボ』がセノグラフィー(空間演出)を手掛けた。チームラボがオペラを手がけるのは初となる。演出は、日本初登場のイングリッシュ・ナショナル・オペラ前支配人ダニエル・クレーマー。国際的アート集団チームラボと5年の構想期間をかけて創りあげた舞台は、クレーマーの大胆な解釈をもとに、チームラボが光で立体的な彫刻空間とデジタルアートを描き劇場を包み込む、これまでのオペラの概念を超える、没入的で最先端の総合芸術『トゥーランドット』となった。昨年6月、スイスのジュネーヴ大劇場でワールドプレミエが上演され、驚きと称賛を浴びた。

 指揮は、ベネズエラの有名なエル・システマ出身で、ベルリン州立歌劇場、パリ・オペラ座、バルセロナ・リセウ大劇場、アレーナ・ディ・ヴェローナ等、国際的に第一線で活躍するディエゴ・マテウス。世界的指揮者小澤征爾からも信頼の厚いマテウスは、国内ではサイトウ・キネン・オーケストラを度々指揮するほか、NHK交響楽団、読売日本交響楽団との共演でも好評を博し、小澤征爾音楽塾初代首席指揮者にも就任している。今回は、小澤征爾が創立した新日本フィルハーモニー交響楽団とともに東京二期会公演に初登場。キャストは、トゥーランドット姫に田崎尚美と土屋優子、王子カラフに樋口達哉と城宏憲、リューに竹多倫子と谷原めぐみといった、今まさに旬を迎えている実力派がダブルキャストで揃った。ベネズエラの俊英と東京二期会の才能が起こす化学反応で、各公演大盛況で幕を閉じた。

 東京二期会では、二期会創立70周年にあたる今年を中心にして、2021年から3か年のオペラ公演を《二期会創立70周年記念公演》としてシリーズ化し、新しい時代にむけて、伝統の継承と革新を大きなテーマとしたチャレンジングな演目を積極的にラインアップしてきたという。その中で、モーツァルト『魔笛』、ヴェルディ『ファルスタッフ』、ワーグナー『パルジファル』といった、名作として残る大作曲家の「最後のオペラ」を続けて上演。そして今回、プッチーニの遺作『トゥーランドット』の上演となった。

 『トゥーランドット』は、架空の古代中国王朝を舞台に、それまでのプッチーニ作品にはないほどの圧倒的なスケールで描かれた物語。第3幕の「誰も寝てはならぬ」は、フィギュアスケートでも使用されるなど人気曲だ。今回は、ジュネーヴ大劇場との共同制作により、二期会史上最大級のプロダクションが、ついに実現した。ジュネーヴでのワールドプレミエよりもさらに進化と深化を重ねた「東京プレミエ」となった。

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