女は13日午後4時頃、余市町の鮮魚店を訪れる。食品を数点購入した後、帰り際に会計済みの商品が入ったビニール袋に松前漬け(販売価格1598円)を入れ、そのまま店外に出ようとした。様子を見た従業員が女を取り押さえ、警察に通報。駆けつけた警察官が窃盗の疑いで逮捕した。
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女は逮捕当時1万円を所持しており、1598円の松前漬けは容易に購入することができた。なぜ松前漬けだけを盗んだのか気になるところだが、警察の取り調べに対しては「食べたかったが、これだけは金を払いたくなかった」と話しており、詳細はわかっていないとのこと。現在、警察が松前漬けのみを盗んだ理由を調べている。
1万を所持しているうえ他の食品を購入しているにもかかわらず、松前漬けのみを盗んだ77歳の女に、「理由がわからない。松前漬けだけは無料で食べたいということだったんだろうか」「たしかに北海道の松前漬けはおいしいだろうけれど…。自分で作るのも難しいし。しかしお金はきちんと払うべきだ」「単なる言い訳でしょう。腹が減っていたとか、生活が困窮しているとかではなく、万引きをするスリルを味わっていたんだろう」と怒りの声が上がる。
一方で、「松前漬けを作るには材料費も掛かるし、人件費もかかる。決して軽い罪ではない」「他のものを購入しておいて、しれっと一番欲しいものを盗む。常習性を感じるのできちんと調べてもらいたい」という指摘も出ていた。