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乙武氏「見事な感動ポルノ記事」車いす男性の基地抗議船乗船報道に苦言、疑問の声も

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乙武洋匡氏

 作家でタレントの乙武洋匡氏が、沖縄タイムスが報じた「辺野古出身の車いす男性が新基地建設に対する抗議船に乗船した」というニュースに対し、「感動ポルノ」と断罪。ネット上から疑問の声を集めている。

 事の発端となったのは、沖縄タイムスの記者である阿部岳氏がツイッターに、脳性まひで車いす生活をしている沖縄県名護市辺野古出身の男性が、24日に新基地建設反対を訴える抗議船に初めて乗船したという同社のニュースを投稿したこと。

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 記事では、実業家のひろゆきこと西村博之氏がツイッターに投稿した、辺野古の新基地建設に反対する市民らの座り込みを揶揄するツイートをきっかけに、ネット上にデマなどが広まっていると紹介。男性は現状を自分の目で確かめるために乗船したとのことだった。

 この記事を紹介した阿部氏のツイートに、乙武氏は25日にツイッターの引用リツイートで「(男性の)主張と『車椅子に乗っている』という事実の相関関係が読み取れませんでした」と指摘。さらに、「ツイートやタイトルで『車いすを使う』『四肢に障がいがある』と、ことさら障害者である属性を強調する理由はどこにあるのでしょうか」と疑問を呈した。

 この疑問に阿部氏は26日に同じく引用リツイートで、男性が辺野古出身であることを改めて説明し、「辺野古の抗議船に乗るのは初めてでした。車いすを利用していて、これまで乗船したいと思っても簡単ではなかった、という相関関係を説明しました」とツイート。

 乙武氏は同日、引用リツイートで「なるほど、『車椅子での乗船は困難なのでこれまでは見送ってきたが、ひろゆき発言などがどうしても看過できず、このたび物理的困難を乗り越えて初乗船を果たした』という見事な感動ポルノ記事だったということですね」と皮肉を綴っていた。

 しかし、この乙武氏の「感動ポルノ」という指摘に、ネット上からは「さすがに言い過ぎ」「障がい者が何か行動起こすと『感動ポルノ』と言うのはどうかと」「障がい者の主体的な行動まで感動ポルノというなら、自分が本出したことも、技術を活用して歩くプロジェクトもすべて感動ポルノになる」「自分が乗り越えた困難は勲章だけど、政治信条の異なる他人が乗り越えた困難は感動ポルノですか?」「これはさすがに最低」という批判が殺到している。

 その後、乙武氏はツイッターで「特定の主張を強化するために『障害者』『車椅子』という属性を安易に利用されることに敏感なため、かなり煽った書き方になってしまい、申し訳ありません」と自身の言葉の選択について謝罪していた。

記事内の引用について
乙武洋匡公式ツイッターより https://twitter.com/h_ototake
阿部岳公式ツイッターより https://twitter.com/ABETakashiOki

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