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同書は、川上が幼少期から現在の自分までを振り返る“人生”をモチーフとしたエッセイ本。出版の感想を問われると、「宝島社さんから『やらないですか』と誘われて、すぐに『はい』ってお受けしました。何を書くかもわからないまま話し合いが始まって、でも、自分の中に書きたいという思いがあったので、筆は進みました。書くこと自体、得意だったので、楽しんでやれました。むしろ書きすぎて削られてしまったくらい。自分としては満足です」と振り返る。
この日のイベントについても、ライブ以外で記者会見などを行ったり、ファンイベントを開催する経験が少なかった経緯もあり、「新鮮すぎて頭が真っ白。でも楽しいです」と恐縮の表情で感想を述べる。「映画の舞台挨拶とかで、出演者の横に立って話をすることはあったんですけど、その時は役者の方の横で気楽だったんです。でも、今日は真ん中で話さないといけなくて、恥ずかしいです」と報道陣のフラッシュに目を細める。
本書については「今回は音に乗らない言葉を紡いでいて、みなさんにそれを読んでいただけるのが嬉しいです。なんとなく僕を知っている人に読んでほしいです。1人の男のなんとなくの人生が綴られているので。カフェとかで、隣の席の人の話を盗み聞きしているような感じで読んでほしい」とコメント。出来栄えについても「100点です」と自信たっぷり。
「削った部分だけでも2冊目が作れそうなので、すぐにでも」と2冊目のエッセイにも前向きで、「文章は好きなんです。書きやすいというか、ブログでよく書いたりしていたんですけど、自分の思いを好き勝手に書く、今回それが本になって嬉しいです。映画が好きなので、脚本を書くとかも面白そう」と執筆活動に期待を寄せる。「メンバーも面白がって読んでくれました。嬉しかったです。僕のドラマとかも見てくれていなかったのに、すぐに読破してしまって、『面白かったよ』って。スタジオ中に読んでくれたりして、それを見ると本当に嬉しかったです」と話していた。
(取材・文:名鹿祥史)