試合後、清宮は「いや本当に長かった…。長かったようで、短かった…。俺にはまだめざすところがあるんですよ。決勝で俺が勝ちました。次、拳王に挑戦します。挑戦行かせてください。本当にきつかったけど、本当にきつかったけど、リーグ戦中、周りの支えが力になって、ここまで来ることができました。これからも俺のプロレスをみんなと創っていきたい。観に来てください。俺のプロレス観に来てください!お願いします!本当に後は、俺は拳王の持っているベルトを見てます。俺たち若い世代でこれからノアをやっていきます。みんなと一緒にやっていきます。鈴木選手、他の選手、みんな本当に強い選手がいますけど、絶対にそこを俺は諦めません。今日みたいに皆さんの応援を絶対に無駄にしません。だから、会場でも皆さんの応援が必要です。よろしくお願いします。みんなで上がっていきましょう。ありがとうございました」と、GHC王座陥落から迷走と低迷を続けてきた近未来のエースはさらなる高みを誓った。
拳王は「清宮海斗が優勝したな。この夏、一番強いのは清宮海斗ってことだよな。だがな、強いだけでこのベルト持ってても、ノアをより多くの人に伝えることできるのか?そんなわけねーだろ。最後見ただろ。大阪府立のお客さん、あれで満足して帰れるのか?タジタジの言葉で喋って、この過酷なN-1を勝ち抜いて優勝した気持ち伝わると思うのか?顔がカッコいい、イケメンレスラー、それは認めるよ。そんなヤツでもあんなどうしようもない、何を言っているかわからないような言葉を発するようじゃ、このベルトに届くわけねーだろ。いつやるかわからない。だが、N-1を優勝した強さだけでは最強の挑戦者だと思う。俺がノアの明るい未来を切り開いていくために、しょうもないN-1覇者をGHCのベルトを懸けて完膚なきまでに倒してやるからな。おい、いいか、テメーらクソヤローども。これからはな、N-1優勝者について行くんじゃねーぞ。GHCヘビー級チャンピオンの拳王、俺に…ついて来い」と拳王は拳王なりのやり方で、清宮との闘いを制することによりノアの未来を見せていく意向だ。
両者は9.25愛知・ドルフィンズアリーナ(愛知県体育館)大会で激突する。
◆プロレスリング・ノア◆
『N-1 VICTRY 2022 GRAND FINAL』
2022年9月3日
大阪・エディオンアリーナ大阪(大阪府立体育会館)第1競技場
観衆 2988人(満員)
▼『N-1 VICTRY 2022』優勝決定戦(時間無制限1本勝負)
○清宮海斗【Bブロック1位】(33分23秒 片エビ固め)【Aブロック1位】鈴木秀樹●
※変形シャイニング・ウィザード
※清宮が優勝
(どら増田 / 写真©︎NOAH)