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ガン☆プロHARUKAZEが“恩人”真琴に善戦も一歩及ばず「私をプロレス界に戻してくださってありがとうございます」

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HARUKAZE

 ガンバレ☆プロレスが13日、東京・後楽園ホールで「ULTRA SOUL 2022」を開催した。第3試合では、ガン☆プロのマスクウーマン、HARUKAZEの5周年記念試合として、恩人と慕っている真琴と対戦した。

 HARUKAZEは素顔時代、今勢いのあるスターダムでデビュー飾るも、1年弱で退団。眼窩底骨折のケガを負い、引きこもっていたという。その時に、「今度興行をやるので出てくれませんか?」と声をかけたのが真琴で、HARUKAZEは真琴の自主興行で再デビューをしたという経緯がある。

 「私は5年か4年かもっと前か……私じゃないような……中の人のような人がスターダムでデビューして、11か月後に退団しました。眼窩底骨折して目が開かなくなって、外に出るのが怖くなって、ずっと引きこもっていたんですね。ある日、そんな引きこもりの私に、面識のなかった真琴さんが『今度興行をやるので出てくれませんか?』と声をかけてくれて。それをキッカケにリハビリをして、真琴さんの自主興行で再デビューをさせていただきました。その後、なんやかんやあって覆面でやっているんですけど、まだ私がプロレスラーを続けていられるのは真琴さんのおかげです!」とHARUKAZE自身の口でも明らかにした上で、真琴との一騎打ちを熱望し、真琴も受諾した。

 試合は、HARUKAZEが劣勢の展開もアームバーから、ロープぶら下がり式の腕ひしぎ逆十字、腕固め、さらに逆十字固めで絞め上げていく。真琴とのスピア合戦で両者がダウンするなど、一進一退の攻防を繰り広げるが、真琴は無気力キック、フェースバスター、スピアを繰り出すが、HARUKAZEはこれらを返す。すると、真琴は必殺の盛艶のうねりを放ち、さすがにこれは返せずカウント3。真琴が粘るHARUKAZEを退けている。

 試合後、真琴は「記念試合に私を指名してくれてうれしかったです。何よりうれしいのはHARUKAZEさんがプロレス界に戻ってきてくれて、こうやって同じ時代にプロレスができることです。これからもお互いに頑張っていきましょう」とエールを送ると、HARUKAZEは「私をプロレス界に戻してくださってありがとうございます。今すごく幸せです。今日全力で戦ってくださって、もっとプロレスを続けていきたいと思った。また戦いたいので、これからもよろしくお願いします」と感謝の意を述べた。

 とても熱のこもった一戦だった。

◆ガンバレ☆プロレス◆
『ULTRA SOUL 2022』
2022年8月13日
東京・後楽園ホール
観衆 313人
▼HARUKAZEデビュー5周年記念試合(30分1本勝負)
○真琴(10分2秒 片エビ固め)HARUKAZE●
※盛艶のうねり

(どら増田)

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