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メタバースとは、ユーザーがアバターを使って社会生活を送れる仮想空間のことだ。ここ数年、数多くの日本企業がメタバースビジネスへ参入。これら企業の提供する、仮想空間プラットフォーム、VR・ARデバイス、5Gネットワーク、NFT・暗号資産といった、メタバースを形作る様々なプロダクトやサービスが続々と発表されて身近なものとなってきており、人々の生活様式を変えつつある。
同イベントでは、メタバースビジネスをけん引している様々な企業、団体・官公庁が集結し、メタバースの現在・将来像を発信。各社は、「競争」ではなく「共創」を通じ、メタバース構築に向け、業界内の動きを加速させているという。
企業・団体によるメタバースに関連したコンテンツ展示を行う「エキシビジョン」と、企業・団体・官公庁の代表者が登壇し、メタバースに関連した様々なトピックスについて発表・討論を行う「カンファレンス」を同イベント内で開催された。
「エキシビジョン」には、META、JAXA、テレビ東京、SHIBUYA109、大日本印刷、ソフトバンクなど、各分野の企業が個性豊かなメタバースを展示し、アピールした。JAXAは宇宙空間を舞台に、SANDBOX/SHIBUYA109は渋谷を再現、大日本印刷は秋葉原・神田の街で交流できるなど、各社の特性が生かされている。
ソフトバンクが紹介したのは、5月27日より提供が開始されている「バーチャルPayPayドーム」。福岡ソフトバンクホークスの本拠地、福岡PayPayドームがメタバースに再現され、スマホやパソコンから来場体験ができるサービスだ。中でも注目なのはホーム試合の最中、ピッチャーが試合中に投げた球をバーチャル空間で再現する「準リアルタイム投球体験」。これは、投手が投げた球の早さなどが瞬時に計測され、その速さで投げられる球をバーチャルで体験できる。ユーザーはグラウンドに移動し、バッターやキャッチャーの視点でその球を準リアルタイムで感じられる。現状は速さの再現だが、将来的には投手の特性やカーブなども再現していきたいという。
まだまだ日常生活ではなじみのないメタバースの世界だが、興味のある分野から触れてみれば、その魅力を感じとりやすいだろう。
METAVERSE EXPO JAPAN 2022
https://www.mej2022.com/
バーチャルPayPayドーム
https://virtualdome.mb.softbank.jp/