メインイベントでは、IWGP世界ヘビー級選手権試合、チャンピオンのオカダ・カズチカに内藤哲也が挑戦する。今年だけでも3度目の対戦だ。
内藤は「ブエノスディアス。ちょっと時間が早いんでね、まだとても眠い。ムチョスエニョですけど、なんとか会見場に間に合いましたよ。(4.9両国国技館大会の)リング上でも言いましたが、メインイベント終了後、帰ろうと荷物をまとめて駐車場に向かいました。その途中に、オカダの声が聞こえて聞いてみたら、俺のことを呼んでいると。急いで準備しましたよ。そう、トランキーロじゃいられなかったっすね。かなり急いで準備をして、そしてリングに向かいました。まさか俺の名前がオカダの口から出てくるとは思っていませんでした。ただ、俺はオカダとのロックアップが大好きです。オカダとの試合ももちろん好きだけど、オカダとのロックアップが一番好きっすね。その俺とオカダがロックアップする姿を、次のシリーズは西日本のお客様、そして最後は福岡PayPayドームのお客様にお見せできると。是非、目を開いてじっくりと俺とオカダがロックアップする姿を見ていただきたいなと思います。あと、決まったばっかりですし、まだシングルマッチを行う日まで時間がありますので、あまり考えはまとまってないですけど、最近俺は“今”っていうフレーズをよく使うし、大事にしてるんですけど、今を大事にすることが未来につながる。確かに、俺の今年の目標は来年1月4日東京ドーム大会のメインイベントではあるけど、目の前の『ニュー・ジャパン・カップ』を頑張った結果、オカダから指名を受けたと。やっぱり、今を大事にすることって未来につながるなと改めて思ったし、確かに俺の目標は来年の東京ドーム。でも今、目の前の試合を目の前の敵をしっかり見て、しっかり闘うことが未来につながるはずなので、未来に向けて一歩、いや二歩、三歩、前進したいなと思います」と語り、オカダの逆指名には驚いたようだ。
オカダは「両国大会で『ニュー・ジャパン・カップ 』覇者のザック・セイバーJr.を倒すことができました。とても関節技に苦しめられましたし、4年前に闘いましたけども、4年前とは違うザック・セイバーJr.がそこにいまして、正直、とても苦しい闘いでしたけども、倒すことができてホッとしております。そしてですね、その『ニュー・ジャパン・カップ』、ボクが優勝できなかったのは、横にいる内藤さんに負けたからであって、札幌の防衛戦では勝ってますけど、そのあと負けてますので、『ニュー・ジャパン・カップ』覇者は倒しましたので、次はボクを倒した内藤さんをですね、今年に関しては1勝1敗ですけども、3度目の闘いをしてしっかりとボクが勝って、次の未来に進んでいこうかなと思っております。まあ、21年ぶりの福岡PayPayドームということで、ボクも21年前にどんなカードをやってたのかなって見てたんですけど、ボクが新日本プロレス好きになって見てた時のカードがたくさん並んでいたので。けど、それよりもあの時、21年前よりも今の新日本プロレスの方が面白いと思いますし、また『あの時はプロレスを見てたよ』っていう人たちにまた戻ってきてもらえるような福岡PayPayドームにしたいと思いますので、よろしくお願いします」と意気込みを語った。
なお、今大会には3.1日本武道館大会、3.27大阪城ホール大会に続いて、新日本の創立メンバーの1人であるレジェンド藤波辰爾の参戦が決定している。
(どら増田)