ザックは「さて、このNJCは、まだまだ俺のストーリーの第一歩であり、ここでIWGP世界ヘビー級のチャンピオンベルトを獲得すること、それが今の願いだ。このNJC優勝カップを取り戻すために4年かかったけど、4か月のスパンでタイトルマッチに挑めるというのは、今の自分の力を証明していると思うよ。俺は何よりもシングルマッチのトーナメントというのが好きだし、自分の身体にも凄く合っていると思う。だから、今回勝てたのは当然のことだ。ただ、昨日(3月27日)の試合に関しては、自分の中でサブミッションで満足いかない動きも多々あった。なので、内容に関しては満足できなかったというのが正直なところだ」とNJCを振り返ると、決勝の内藤哲也戦について、「ナイトーという相手はやはりスタイルも変わっていて、予測のつかない変則的なリズムで動いてくる選手だから、試合中にかなり疲労があった事は否めない。三角絞めもなかなか決まらなかった、自分のアバラの調子が良くなかったというのもあるけど、あのナイトーのでっかい頭を締め上げるというのは本当に大変なんだ。まあ、レアネーキッド・チョークを決めることもできたが、俺のエゴ、自我が負けることは絶対に許さなかった、勝つことしか認められないと思っていた。だから、試合に勝てたのは嬉しいけど、もう一つ満足できていない内容だったという所も含めて、俺はまだまだ闘い続けなければならないということだと思う」と内藤戦の続きがあることを示唆。
IWGP世界ヘビー級王座に関しては「去年の『G1』でも公式戦でタカギに勝って(IWGP世界ヘビーの)タイトルには挑戦できたけど、『G1』には優勝することができなかった。一つ一つの勝利に満足はできるが、やはりここ数年、トーナメントのテッペンに立てていないということに、ずっと満足できない気持ちが続いていた。ともかく俺のレスリングの持ち味は、テクニカルなサブミッションだと思っているので、そこをシッカリ磨き上げて次の大会に備えたいと思う。そして新日本プロレスの50周年記念イヤーで、この俺が頂点に立つというのが俺のあるべき道筋だと思ってる。いったい、あの“オールマイティ”オカダをどうやって倒せばいいのか、今考えている」と4.9両国決戦に気合を入れていた。
(どら増田)