大会のオープニングでは、新日本往年の名物リングアナ、田中ケロの名調子に乗って、井上亘、獣神サンダー・ライガー、小林邦昭、坂口征二、保永昇男、タイガー服部、北沢幹之、ミラノコレクションA.T、田中稔、垣原賢人、山崎一夫、藤原喜明、前田日明、越中詩郎、木村健悟、蝶野正洋、武藤敬司、長州力、藤波辰爾(以上敬称略)の順で、OBが50周年記念セレモニーに登場。闘病中の初代タイガーマスクがVTRでメッセージを寄せた。
第5試合では、スペシャル10人タッグマッチ、真壁刀義&本間朋晃&石井智宏&矢野通&越中詩郎の一夜復活したオリジナルG.B.Hと、SANADA&内藤哲也&鷹木信悟&高橋ヒロム&BUSHIのロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンが対決。
G.B.Hは越中のテーマで入場し、場内はかなり盛り上がる。試合でも越中が健在ぶりを発揮したが、『ニュー・ジャパン・カップ2022』で対戦する石井と鷹木が激しくやり合い、最後は鷹木が石井を指差しながら、本間をラスト・オブ・ザ・ドラゴンで仕留めて、新日本の未来を見せつけた。
バックステージでヒロムは「非常に光栄だ。初代 IWGPジュニアヘビー級チャンピオンの越中選手とやれるとは。いやあ、今俺はチャンピオンじゃないけれど、またもう一度 IWGPジュニアのベルトを巻く男です。覚えておいてください、越中さん!越中さんか……。G.B.H、好きだったなあ。越中さんが IWGP ヘビー級に挑戦したり、真壁さんが挑戦した時の血みどろの流血戦の IWGP 戦。いやあ、俺はあの試合大好きなんだよなあ。いいね、G.B.H。勢いがあった頃の G.B.H。今の G.B.H とは全く別もんだ。いやあ懐かしい。そういう選手に触れることが出来て大変光栄でした。いい思い出になりました」と越中との対戦は収穫があった様子。
内藤は「新日本プロレス 50周年『旗揚げ記念日』日本武道館大会。だけど、俺は根っからの新日本プロレスファンですから、本当の旗揚げ記念日は 3月6日だってことももちろん知ってるわけで、なんか今日よりも3月6日のビッグパレットふくしま大会の時に、ああ新日本プロレス50周年を迎えたんだなって、心の底から思えるのかなと。だから今日は確かに『旗揚げ記念日』だけど、俺にとっては普通の日本武道館大会の一つかなって。懐かしい顔も見えたけどさ、懐かしむのも大事だけど、未来を見せたいなって。未来を見せることも俺は大事じゃないかなって、改めて思ったっすね」と未来を見据えた。
SANADAはUS ヘビー級のベルトを片手にコメントスペースに現れると、その表面をパンパン叩きながら「越中詩郎、ありっすね!」と越中が視界に入ったようだ。
◆新日本プロレス◆
『旗揚げ記念日』
2022年3月1日
東京・日本武道館
観衆 3182人
▼スペシャル10人タッグマッチ(30分1本勝負)
真壁刀義&●本間朋晃&石井智宏&矢野通&越中詩郎(12分38秒 片エビ固め)SANADA&内藤哲也&鷹木信悟○&高橋ヒロム&BUSHI
※ラスト・オブ・ザ・ドラゴン
(どら増田)