メインイベントでは既にIWGP世界ヘビー級王者のオカダ・カズチカに、『ニュー・ジャパン・カップ2022』(『NJC』)覇者のザック・セイバーJr.の挑戦が決まっている。
セミファイナルではIWGPジュニアヘビー級王者エル・デスペラードが、SHOを相手3度目の防衛戦。SHOは3.13尼崎大会で突如、退場時のデスペラードを襲撃し、IWGPジュニアヘビーへの挑戦を表明。その後、遺恨を深めていった両者は、3.27大阪城大会でタッグ対決をしたが、その試合でH.O.T(HOUSE OF TORTURE)は入場時の鈴木軍に襲いかかると、SHOはデスペラードに見せつけるように、わずか37秒でTAKAをスネークバイトで仕留めると、試合後にはデスペラードのマスクを剥ぎ取る暴挙。さらにショックアローでKOすると、「このベルトに挑戦させてくださ~い」と再度アピールした。
昨年末に開催された『ベスト・オブ・ザ・スーパーJr.』公式戦ではSHOが勝利を収めているだけに、デスペラードは絶対に負けられない試合になるのは必至である。
第5試合では高橋ヒロムが、遺恨が深まっているEVILの保持するNEVER無差別級王座への挑戦が実現。両者は『NJC』3回戦(3.18後楽園大会)で対戦し、EVILのダーティーファイトをしのいだヒロムが、掟破りのEVILを炸裂させ会場が大爆発するような勝利を収めた。
すると、3.26大阪城大会でEVIL&ディック東郷が退場時のヒロムを襲撃。それを受けて3.27大阪城大会でEVIL&東郷vsヒロム&鷹木信悟が組まれ、乱戦の中、最後はヒロムがEVILの眼前で東郷をまたもやEVILを決めて3カウント。その直後、EVILはNEVERシングルのベルトで襲いかかるも、かわしたヒロムはトラースキックを炸裂。そしてNEVERのベルトを手にマイクを握ると、「NEVERのベルトさん、かわいそうだ。EVILに持たれてるなんてねえ。なあ、俺に挑戦させてよ。な~んて、言うわけねえだろうが!オマエが『ヒロムさ~ん、僕の持ってるベルトに挑戦してくださ~い』ってお願いするんだったら受けてやるよ!」とベルトを意識しつつ挑発。
しかし、ヒロムがバックステージに戻ると、なんと怒りのEVILがベルトで襲撃。「口に出したってことはテメーがやりてえってことだろ?素直に言えばよ、やってやってもいいぜ。潰してやるよ!」と宣戦布告。ダメージの大きいヒロムは振り絞るように「やるわけねえだろうが……。テメーの口から言え……」と言うのが精一杯。EVILの怒りは半端なく、両国決戦は乱戦となるのは間違いない。ヒロムが2連勝すれば今度は国技館が揺れるのは間違いないが、一筋縄にはいかなそうだ。
(どら増田)