これまで、独立リーグでは、過去にお笑いコンビ・360°モンキーズの杉浦双亮(当時、現・サブロクそうすけ)が登録名・サブロク双亮として、四国IL・愛媛でプレーしていた。
高岸は、今年6月に行われたトライアウトを受験。1メートル88、90キロと恵まれた体格で、卓越した身体能力を評価され、プロ野球選手になる幼い頃からの夢をかなえた。投手として登録され、背番号は16と発表された。
>>球速の高速化で変わりそうな芸能人の始球式 プロ入り間近だった高岸を超えた俳優は<<
もともと、高岸は高校野球の名門・済美(愛媛)出身。プロをめざしてこちらも大学野球の強豪・東洋大に進学したが故障で断念。芸能界にデビュー後、お笑いのみならず、NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」にも出演するなど活躍の場を広げていた。
その一方で、相方で高校の同級生だった相方・前田裕太とのバッテリーでプロ野球の始球式にもたびたび登場。昨年4月には札幌ドームで芸能界最速の142キロをマーク。
高岸は、「いつからでもやりたいことをやって、挑戦すること自体が楽しいんだよということを、姿勢でもプレーでもお伝えできればと考えています!」と意気込み。
ロッテなどでプレーした成瀬善久選手兼投手総合コーチ、元巨人の寺内崇幸監督も期待を寄せているというのだ。
「活躍次第では、実現性は高くないがプロ入りの可能性もある。知名度は申し分がないだけにリーグの広告塔になることは確実。選手への給与は3月から10月までの8カ月間を対象に、月10万~40万円と高くはないが高岸は問題ないだろう。知名度がなくても野球がうまい野球芸人はまだまだ芸能界に埋もれている。そんな芸能人たちも高岸の挑戦を見て『自分もやるぞ!』と意欲をかき立てられ続々と独立リーグに挑戦することになるのでは」(プロ野球担当記者)
年々、少子化とともに少年たちの〝野球離れ〟が進んでいるだけに、高岸の入団で野球界が盛り上がりそうだ。