事件が発生したのは6日午後7時半過ぎ。むつ市の国道で、車を運転していた人物から「馬と衝突した」と通報が入り、事態が発覚したのだ。この日、畜産業を営む牧場から馬が2頭逃げ出しており、道路を渡っていたところを2台の車にそれぞれが衝突した。
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ぶつかったのは、いずれも体長約1.5メートル、重さ約400キログラムの牝馬で、1頭は近くの林で死んでいるのが発見され、もう1頭は現場で瀕死の状態で発見されたため、安楽死の措置が取られた。衝突した車は衝撃でフロント部分が潰れるなどしたが、怪我人はいないという。地元の警察によると、今回のように馬が逃走して車と衝突するケースは極めて珍しいとのことだ。
馬にとってはなんとも不幸な事故に、「自動車で走っていて、いきなり馬に出て来られたら逃げることはできない」「回避できなかったのか、と感じてしまう。2台ともぶつかるなんて」「動物注意の標識があってもおかしくない道のように思う。この場合、運転手の責任はどうなるんだろう」「自動車の修理費用は牧場側が負担することになるのだろうか」などネット上で議論に。
また、「牧場側の管理が杜撰だった可能性が高い。調べてほしい」「馬を大事に育てていたと信じたいが、こういうことが起きると管理体制に疑問が出る」「畜産業だとすると、馬も何かを察していたのかもしれないけれど…。とにかく不幸な事故」などの指摘も出ていた。