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ヤクルト助っ人の態度に「なんて奴だ」批判相次ぐ ロッテ・ロメロだけじゃない、味方に激怒し問題となった助っ人たち

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 1日に行われたロッテ対日本ハムの一戦。「3-9」でロッテが敗れたが、試合結果以上に話題となったのがロッテ先発・ロメロが見せた味方への怒りだった。

 「0-2」とロッテ2点ビハインドの4回表1死二、三塁。ロメロはヌニエスの三ゴロをファンブルしこの回2個目の失策を犯した三木亮に対し、グラブを着けた右手を自分の右太ももにたたき付け怒りをあらわに。また、この直後にはマウンドに声をかけに来た三木を背中を向けたまま無視する振る舞いも見せた。

 ネット上にも「目すら合わせずに無視するって相当だぞ」などと驚く声が多数寄せられたロメロ。だが、球界では過去にも味方のプレーに激怒し物議を醸した助っ人がいる。

 >>ロッテ・ロメロ、予想外の大炎上に「三木がやらかしたせい」の指摘 井口監督も激怒? お粗末な守備ミス連発が物議<<

 ヤクルト・バーネット(現ヤクルト編成部アドバイザー)は2014年8月19日・巨人戦で、同僚助っ人・バレンティン(現メキシカンリーグ)に激怒し物議を醸した。「4-4」と両チーム同点の9回裏。この回先頭のバレンティンは遊ゴロに倒れベンチに戻った直後、凡退したことへの怒りからかヘルメットを投げ捨てそのままベンチ裏に下がろうとした。

 すると、ベンチ裏に続く通路付近の席に座っていたバーネットが、何かを口走りながらバレンティンにつかみかかろうとする。周囲にいた同僚やスタッフがすぐに間に入り制止したが、ネット上には「明らかに一触即発の雰囲気だったが何があったんだ?」と困惑するファンの声が相次いだ。なお、当時の報道ではバーネットは9回表に浴びた同点タイムリーを処理したバレンティンの動きが緩慢だったことに強い不満を抱いていたことや、翌日の試合後に「昨日の影響なんてないよ。僕らはプロだからね」と遺恨は残っていないと示唆したことが伝えられている。

 巨人・マイコラス(現セントルイス・カージナルス)は2016年8月28日・DeNA戦で、バッテリーを組んだ捕手・小林誠司をマウンドから怒鳴りつけ話題となった。「2-1」と巨人1点リードの6回裏無死一塁。マイコラスは筒香嘉智(現ピッツバーグ・パイレーツ)に投じた6球目の内角スライダーが外れ四球を与えたが、小林はこのスライダーを捕球した際にミットを制止させずに地面につける。すると、マイコラスはこの捕球に納得がいかなかったのか、左手のグラブで捕球するジェスチャーを見せながら小林に向かって何かを叫んだ。

 この後、倉本寿彦に同点タイムリーを浴び降板となったが、ネット上では打たれたこと以上に小林を怒鳴ったことに驚く声が挙がったマイコラス。ただ、試合後の報道では「自分が冷静さを見失った。いい捕手だと思っている」と怒鳴ったことを猛省し、小林も「何とも思わない。彼はいいやつですから」と意に介していないと語ったことが報じられた。

 2016年6月26日・ヤクルト対中日戦では、ヤクルト・オンドルセク(現台湾・統一)が見せた怒りが大ごとに発展している。オンドルセクは「4-1」と3点リードの9回表に登板するが、1死一、二塁で左翼手・比屋根渉(前琉球)が打球を後逸するミスを犯すなどして3失点を喫し救援に失敗。すると、9回終了後にベンチ内や裏で、比屋根を含む同僚や首脳陣に暴言を吐くなど怒りをぶちまけていたことが試合後に報じられた。

 この事態を重くみた球団は同月28日にオンドルセクを無期限の自宅謹慎処分としたが、オンドルセクが29日に謝罪したことから同日付で処分を解除。ところが、オンドルセクは7月17日に球団から休暇をもらい母国アメリカに帰国すると、21日に代理人を通じて「首脳陣との対立から精神的に立ち直ることが困難」との理由で突如退団を申し出。これを受けた球団は同日付で契約を解除したが、ネット上には「勝手にキレて勝手に退団って何て奴だ」と批判が噴出した。

 今回のロメロは試合後に「今は言葉がない。チームに貢献できず申し訳ない」と反省の弁が報じられた一方、足を引っ張った三木に対するコメントは伝えられていない。もし当人同士でわだかまりが生じているようなら、同僚や首脳陣がフォローに入る必要もありそうだ。

文 / 柴田雅人

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