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映画界の性被害に続々と声を上げる有名女優たち

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水原希子

 俳優で映画監督の榊英雄、俳優の木下ほうか、映画監督の園子温氏からの性被害が続々と告発される中、女優の水原希子が発売中の「週刊文春」(文芸春秋)に自らの見解を綴った長文コメントを寄せた。

 水原は園氏の悪評を聞き、警戒していたことなどを明かし、「業界では(大勢のスタッフの前でも気にせずに)脱いで演じ切るのが立派な俳優だ、といった歪んだ捉え方を押し付ける暗黙の了解が存在していました」などと現状を訴えた。

 >>橋本マナミ、性加害報道の榊監督「そういうので有名」遠野なぎこも「本当に吐き気がする」<<

 ここに来て、声を上げたのは水原だけではない。女優の橋本愛は園氏の記事を受け、インスタグラムのストーリーズで性被害の現状について言及。

 12日に作家の山内マリコさんと柚木麻子さんらが、映画業界の性暴力の撲滅を訴える声明を発表したことを受け、13日にストーリーズで《とても救われました。ありがとうございます》と感謝。

 さらに、《性加害は、一生、何があっても取り返せないんです。たとえ加害者が逮捕されようと、罰せられようと、どうなろうと。だから一番は、記憶を消すしかないんです》などと訴えた。

 また、女優の鈴木砂羽は12日にウェブサイト「note」に掲載した文章で、過去に映画監督から罵倒された経験を明かした。

 鈴木によると、その監督と会食した際、鈴木が思ったような感想を語らなかったことで機嫌を損ね、次第に鈴木の過去の作品やその作品の監督を罵倒。隣にいたプロデューサーも監督と一緒になって怒りを露わにしていたというが、あえて表沙汰にはしなかったという。

 しかし、相次ぐ性加害報道について、《あんな性の悪鬼みたいな人たちだけがこの業界を作っているわけではないのだ。(中略)自分たちが変わると決めて、映画業界がまた新しい息を吹き返すことを願い、これから自分たち世代もまだまだ映画を諦めず、俳優、スタッフ互いの尊重と尊敬、感謝を忘れずに盛り上げていきたい》と意気込んだ。

 「ここまで告発が相次ぐと、売れている女優の中も性被害やパワハラ・セクハラを受けた女優は多いだろう。膿を出し切って業界の体質を変えるため、今後も告発が相次ぐのでは」(映画ライター)

 身に覚えのある監督やプロデューサーたちは震え上がっているはずだ。

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