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阪神・平田二軍監督の叱咤に「10代に言いすぎ」「名指し珍しい」驚きの声 拙守連発の高寺を酷評、奮起を促す意味合いも?

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 29日に行われ、阪神が「1-5」で敗れた二軍・ソフトバンク戦。この試合に「6番・二塁」で先発したプロ2年目・19歳の高寺望夢に対する平田勝男二軍監督のコメントがネット上で物議を醸している。

 同戦の高寺は「3打数1安打」とヒットを1本記録し、5回表には二盗を成功させるなど足でもアピールに成功。一方、守備では7回表無死の場面で川瀬晃の打球を後逸、8回表無死一塁では三ゴロを放ったリチャードを併殺にし損ねるなどミスが相次いだ。

 この日の阪神は6回裏終了時点で「1-1」と同点だったが、高寺のミスをきっかけに7回は1失点、8回は3失点を喫し敗戦している。このこともあってか、試合後に平田二軍監督は「今日は高寺のエラーで負けたんだよ。足引っ張って。守屋(功輝)の3点なんて、あれリチャードのゲッツー取ってたらなんてことない。そうでしょ? 馬場(皐輔)のセカンドゴロも捕っときゃ。今日あいつで4点取られてんやで?」と高寺を名指しで酷評したという。

 >>阪神二軍選手に「絶対に1番着けさせえ!」 川藤氏が平田監督に無茶振り、「球団方針知らんのか」と指摘も<<

 この平田二軍監督のコメントを受け、ネット上には「平田監督はチーム全体にカミナリ落とすことはあるけど、個人を名指しで叱るのは珍しくないか」、「確かに痛いミスは目立ったが、まだ10代で経験も浅い高寺をここまでボロカス言うのはさすがに言い過ぎでは」と驚きの声が挙がった。一方、「打撃がめちゃくちゃいい分、守備ミスがもったいなく映ってるんじゃないか」、「守備がある程度こなせるなら一軍も狙えそうだから歯がゆいんだろうな」と推測するコメントも多数みられた。

 「高寺は同戦で放った1安打も含めて、二軍では現在打率『.474』と絶好調。一軍の二塁レギュラー・糸原健斗が打率『.222』と振るっていないことを考えると、糸原の状態次第では今後一軍から声がかかる可能性もゼロではありません。ただ、守備面に不安があると代打止まり、もしくはそもそも一軍に呼ばれないという展開も考えられますので、平田監督はこのあたりを踏まえ、あえて厳しい表現で高寺に奮起を促したのではとみているファンも少なからずいるようです」(野球ライター)

 29日の試合は今季5試合目の出場だったが、早くも3失策目を喫した高寺。平田監督から酷評された悔しさをバネに、今後どれだけ守備力を磨くことができるだろうか。

文 / 柴田雅人

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