昨年は、深夜2時台に放映されていた日向坂46の齊藤京子とのトークバラエティ「キョコロヒー」(テレビ朝日系)が、同枠の「バラバラ大作戦」の人気投票で1位を獲得。23時台に昇格移動した。今年3月8日には、千鳥がMCのNetflixオリジナル番組「トークサバイバー!~トークが面白いと生き残れるドラマ~」が世界配信。4月の番組改編では、新番組「ドーナツトーク」(CBC・TBS系)に水野美紀、鷲見玲奈、PORIN(Awesome City Club)とレギュラー出演する。
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芸人のみならず、俳優としても引く手あまた。昨年だけで、「生きるとか死ぬとか父親とか」(テレビ東京系)、「#家族募集します」(TBS系)、「黙食女子」(ひかりTVほか)といった3本の連続ドラマに出演。現在放映中の菅田将暉主演の月9ドラマ「ミステリと言う勿れ」(フジテレビ系)にも、密室殺人で容疑者の1人として出演した。
自由闊達なトークと、毒っ気たっぷりの視点。「女芸人No.1決定戦 THE W 2021」で決勝に進出した腕は本物で、ピン芸の評価も高い。
「タバコや酒をこよなく愛し、自分のことを『ワシ』と呼ぶ庶民派にしてガラが悪い感じも魅力。恋人でも愛人でもなく、“ツレ”という温度が実にフィットしている」(エンタメライター)
芸人として花が咲くまでには、10年ほどかかった。いくつものアルバイトをしてきたなかに、ねじの検品があった。学歴や年齢、性別や国籍不問とあって、芸人との2足のワラジに適していた。27歳のとき、19歳のミャンマー人がバイトで入ってきた。
「彼は、小ぎれいにしていなかったヒコロヒーのことがよっぽど嫌いだったのか、同じシフトになるたびに舌打ちするなど、そりが合わなかったそう。そんな彼が辞めるとき、最後ぐらいは労おうと、『ありがとう。今までお疲れさま』と声をかけると、『貴様が、日本人で、いちばん汚い』と返されたそう」(前出・エンタメライター)
マルチすぎる成功芸人。すべらない話も量産中だ。
(伊藤由華)