トム・ブラウンといえば、「M-1グランプリ2018」の決勝初進出で世に出るチャンスをつかんだ。長髪の布川ひろきがスキンヘッドのみちおの頭をたたきながら「ダメ~」とツッコむ漫才は、バカバカしさにあふれている。布川は新米パパだが、みちおは独身。怪力で、汚部屋住まい。笑顔の端々に見える狂気的な一面が怖いと、もっぱらの評判だ。
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みちおがこれまでに交際した女性も、独特な世界観を持っている。そのうちの1人が、スキンヘッド。「自然でありたい」という理由から脇毛を処理せず、金髪。さらに、「人間として高みをめざしたい」という信念で、人前で髪を剃ってしまった。驚くのは、職業・保育士。みちおを上回るハードパンチャーだった。
「クセが強い女性が好きなのか、顔はピアスまみれ、下くちびるの裏にタトゥーを彫ったシングルマザーと交際していた時期もあります。タトゥーは子どもの名前、背中に天使と悪魔の羽の墨もあったとか。それぞれに思いを込めていたそうですが、首の周りにあった炎の鎖はなんの意味もなかったようで」(番組制作会社の放送作家)
みちおの上を行くのは、きつねの大津広次。きつねといえば、大津はウクレレ、相方の淡路幸誠はMacBookに接続した音響でツッコミを音で出すパリピ漫才師。淡路は、“BIG BOSS”こと新庄剛志監督のものまねでも人気を博す。
大津の元カノは、韓国人の男性。しかも、元兵士でムキムキマッチョマンだ。韓国人らしく美意識はすこぶる高く、小顔で大きな瞳はどこから見てもオンナ。2ショット写真で見る限り、気合いの入ったコギャルだ。
「付き合っていたころ、韓国人の習慣である顔の整形は当たり前のように繰り返していたそうですが、体は“工事前”。交際期間は3カ月ほどで短く、内面は男同士のため、彼女を守ってあげたいというよりも、男に守られてしまった方が強かったのが別れた原因。カノジョは身長183センチで、カレシよりデカく強かったらしい」(前出・放送作家)
大津の家庭環境は複雑で、母は3度も結婚。弟は腹違いで、2人目となるその父は土建屋を経営していた。ところが、バブル後に会社が倒産。母は3千万円の借金を背負うことになり、離婚して極貧生活を強いられた。3人目の父は金持ち。一瞬で成金になったという。
生い立ちも実生活も元カノも、芸人の手にかかればすべて笑い話。別離の元は十分取れたか。
(伊藤由華)