芸人の先輩後輩関係を巡っては、爆笑問題の太田光とピン芸人のぜんじろうが、「どちらが先輩か」と激しいバトルを繰り広げたことでも知られる。所属事務所などに関係なく、後輩は先輩を敬うべきとされる厳しい上下関係で知られる。
この日の放送では、各芸人が初舞台や事務所所属のエピソードを話しながら、順番を入れ替えていった後、『アメトーーク!』のルールに従って正しい順番を決める形がとられた。そこで個性を発揮したのがトム・ブラウンのみちおだ。昨年の『M-1グランプリ2018』(テレビ朝日系)では、決勝出場者唯一の非吉本芸人だった。この日の放送では、「収録終わるまでにみちょぱさんの鼻の骨折ります」、コロコロチキチキペッパーズのナダルには「首締めようか?」とサイコ系のボケを連発。さらに、『オールスター感謝祭』(TBS系)で、タメ口で話しかけられた後輩芸人のあばれる君には「正直ムカつきました」と話していた。これを受け、ネット上では「みちお、本当はこういうキャラなのか」「怒ると怖そう」といった声が聞かれた。
さらに、『M-1』『R-1』を制し、東京進出後も絶好調の霜降り明星の粗品は、ミキに対し「弟の亜生が現れるまで兄の昴生さんのことは誰も知らなかった。そのくせ『前からやってん』と言われても知らない」と、年齢が上の昴生に容赦ないツッコミを浴びせていた。昴生は歩いていると、「俺の前を歩くな」と粗品から頭をはたかれたという。これにも、ネット上では「粗品、相変わらず鋭いな」「完全に実力主義な感じ伝わってくる」といった声が聞かれた。
さらに、年齢不詳(?)ながら、貫禄充分な阿佐ヶ谷姉妹の姉役の渡辺江里子は1994年に劇団で役者デビューしており、ロンドンブーツ1号2号と同期となる、出演者の中で芸歴においても上の存在といった意外な事実も発覚。ネット上では「これ違う世代でもやって欲しいわ」「売れた売れないで何となく入れ替わってる感じもあるんだろうな」といった声も聞かれた。確かに次回作が待たれるところではあろう。