ただ、この「お笑い第七世代」のフレーズには違和感を持つ者もいる。有吉弘行は19日の自身のラジオ番組『有吉弘行のSUNDAY NIGHT DREAMER』(JFN系)において、「勝手に括るなと思う」「ノンキーズの山崎さんとくりぃむしちゅーの有田さんが一緒なわけねぇだろ、バカ野郎」と切り捨てた。ただ、「俺も第七世代に入りたいよ」とも話し、笑いにはしていた。
ノンキーズは90年代に活躍した太田プロ所属のコンビ芸人であり、有吉からすれば先輩にあたる。同じ世代で売れた人と売れない人がいるわけで、世代で括るのはどうかと疑問を呈したのだ。有吉自身、猿岩石はお笑い第四世代に該当するが、自身のブレークはそこから遅れている。これには、ネット上で「確かに、一括りにされる不幸はあるかもしれない」「いきなり売れて消えた人はどうなるんだろう」といった声が聞かれた。
お笑いの「世代」論括りとしては、とんねるず、ウッチャンナンチャン、ダウンタウンらが並ぶ第三世代がもっとも知られている。彼らはいまだにテレビ界のトップランナーとして君臨している。その幻影を追うように、「第○世代」の括りが出てきているのではないだろうか。ネット上でも、「やっぱり事後的に括られるべきでは」「ダウンタウンを超えるような存在は今後出て来ないと思う」といった声も聞かれるだけに、やはり有吉の違和感に同調する声は多いようだ。