「せいやは中学時代はひょうきん者として通っていたようですが、高校に入ると逆に“生意気な奴”扱いを受けるようになり、いじめのターゲットとなります。母親からは転校をすすめられるほどでしたが、笑いをいじめで跳ね返そうと決意したそうです。文化祭の劇を一人でやれと押し付けられ、ここがチャンスとばかりに一人コントを披露し爆笑を獲得。以降いじめはなくなったそうですね」(芸能ライター)
せいやの場合は、いじめに対して笑いで真っ向勝負で挑めたレアケースといえる。やはりほとんどの場合は、心の内側にためこんでしまうようだ。
「エキセントリックなキャラクターでブレークした鳥居みゆきは、中学高校時代、自転車をパンクさせられる、上履きを隠されるなどのいじめを受けていたそうです。ただ、せいやのようにいじめを跳ね返すことはできず、リストカットなど自傷へ向かっていったそうですね。楽しんごも、中学時代はいじめを受けていた一人です。暴行はもちろん、唇をカッターで切られるといったひどい体験もありました。それでも親や教師にも言い出せなかったようですね」(前出・同)
このほか、なだぎ武や髭男爵の山田ルイ53世も、いじめ体験から引きこもりを経てお笑い芸人となっている。一度人生のどん底を経験した彼らがお笑い芸人として人を楽しませる仕事についていることは、現在いじめられている立場にある者たちを勇気づけることにもなりそうだ。