3月14日にかなり大規模な全国598スクリーンで公開されると週を重ねるごとに集客を伸ばし、5月下旬には興行収入が200億円を突破。国内の上映作品で興収200億円突破は1997年の「タイタニック」、2001年の「千と千尋の神隠し」と「ハリー・ポッターと賢者の石」の3本のみで、今月に入ると興収が212億円を突破。「ハリー・ポッターと賢者の石」を上回って日本歴代3位となりどこまで数字を伸ばすかが注目されている。
また、ヒットを後押ししたのは、日本語吹き替え版の劇中で雪の女王・エルサ役の声を演じた女優の松たか子が、エンディングでは歌手のMay J.が歌う「Let It Go〜ありのままで〜」の人気ぶり。「映画館で字幕を観ながら一緒に歌おう」の企画が大当たりし、全国の親子が劇場で同曲を口ずさんでいる。
同曲を収録した映画のサントラは今月に入って売り上げが100万枚を突破。音楽界にも“アナ雪現象”が吹き荒れているだけに、早くもおおみそかの紅白の目玉企画に浮上しているというのだ。
「紅白にはこれまでミッキーマウスが登場したりするなどディズニーとの関係は良好なので、『アナ雪』の企画は問題なさそう。後は、歌い手を出場者の“枠”に入れるか、昨年の紅白の『あまちゃん』企画のようにコーナーにするかが検討されることになりそう」(NHK関係者)
松とMay J.のほか、吹き替え版の劇中では松田聖子の愛娘・神田沙也加も見事な歌声を披露しているが、「NHKはとにかく聖子が大好き。松とMay J.が『Let It Go』をデュエットするのをメインに、聖子・沙也加が劇中歌のスペシャルメドレーを披露するというサプライズもありそう」(芸能記者)。
「アナ雪」コーナーが実現すればかなりの高視聴率を稼ぎそうだ。