同映画の字幕版を観賞した伊集院光は、ラジオ番組「伊集院光 深夜の馬鹿力」で「悪いところが一切ないです。良いところも一切ないです。こんな毒にも薬にもなんねえ映画、久々見たなと思いました」と批判。また、「ディズニーCG映画の作り方みたいな本があるとすれば、そこから一切ハミ出ることなく、それに異議を唱える者は一人もなく出来上がりましたっていう感じの映画ですわ」と独自に分析していた。
千原ジュニアは読売テレビの「にけつッ!!」で「俺、ディズニーの映画初めて観てん。あんな歌うの? ずっと歌うねん。あれ歌わへんかったら30分や。でも、世間の人は面白いって言いはんねんなって思て」とストーリーの質に疑問を抱いていた。
おぎやはぎの小木博明はラジオ番組「おぎやはぎのメガネびいき」で「歌はいいよ。内容は酷い。ただ泣ける。子供の気持ちになってみると泣けるよ。一か所だけね。でも、ホントに酷いの。たぶん、(今まで)映画観た中で一番つまんないかもしれない。どこにでもあるようなお話。誰でも書けそうな話で何も捻ってないんだよ。ただ、泣けるのよ」と小木らしい毒を吐いていた。
そして、映画の内容ではなく、劇中で映画主題歌「Let it Go」を歌う女性に対して嫌悪感を爆発させたのは爆笑問題の太田光。ゴールデンウィーク特別企画として「みんなで歌おう♪ 歌詞付き」上映が実施されていた。ラジオ番組「爆笑問題のカーボーイ」で「アレを劇場でみんなで歌うという、気持ち悪い。本当に気持ち悪いことやってますよ」と酷評。「日本にはあんまりそういうの根付かないんじゃないかって思ったら、意外とやってるみたいね。気持ち悪くなっちゃったね。日本人」と冷ややかだった。
「アナと雪の女王」の客層は20代〜30代の男女で、男女比率は3:7。ファミリー、中高生、大学生、カップル、OLが主だという。同映画の内容が“女性の自立”を描いたフェミニズム的な世界観であるため、多くの女性が共感し、大ヒットに繋がったと分析されているが、逆をいえば男性にとっては共感し難い映画だったのかもしれない。