番組の途中、ぜんじろうがツイッターで売られた喧嘩を買わずに、太田光へ向けてエアリプとも取れる文句を記したことに、太田は「言い切れよ」と怒った。さらに、相方の田中裕二も「俺が腹たってるのもそこなんだよ」「そこ分かんなきゃだめだよ。あのツイートはよくない」とヒートアップ。これには、太田があわてて「俺が話すから」と制した。
爆笑問題は、暴走キャラの太田に対し、冷静なツッコミ役の田中といったイメージがある。だが、これは間違いであり、2人をよく知る伊集院光によれば、「太田さんは変な人。田中さんはバケモノ」のようだ。実際、田中は怒りっぽい性格で知られ、ラジオ番組では「怒りんぼ田中」なるコーナーもあるほどだ。田中がキレると口に出すのはコンビ解散である。
「あるコント番組で、岩が落ちてくる場面がありました。発泡スチロールで作られていたため安全ではあるのですが、太田がいたずらで田中の後頭部に思い切りぶつけ、『実は俺がやった』と告白すると、『本番であれをやるな』と怒り出したそうです。『痛いくらいでないとリアクションが面白くない』と太田は説教するも、田中は『痛いんだったらつまらない方がいい』『解散だ!』とブチ切れ、楽屋を出ていったそうですね」(芸能関係者)
何とも自己中心的な理由ではあろう。ただ、田中は背の小ささもあって、舐めてかかってくる後輩芸人も多いが、実は「怒ると怖い」ようだ。
「事務所の後輩芸人のウエストランド(河本太・井口浩之)が、自身のラジオで田中の言動をイジる『田中先輩』のコーナーをやっていると知らされると、『調子に乗ってんじゃねぇぞ』『聴かねぇし、聴いた事もねぇ、馬鹿!やってろ!隅っこで』とブチギレています。井口は田中と身長がほぼ一緒のチビキャラであり、その分『舐められてる』と思ったのでしょう」(前出・同)
ぜんじろうと爆笑問題の対決は、期せずして田中の怖さを露呈したと言えそうだ。