ぜんじろうは1987年に上岡龍太郎に弟子入りし、その後1988年に月亭かなめと、かなめ・ぜんじろうを結成し、新人お笑いコンクールで優勝するなど活躍を見せる。だが、人気絶頂期に解散してしまう。理由は、相方のかなめがブレークのプレッシャーに負けてしまったためともいわれている。
一方の爆笑問題は、1988年にコント赤信号の渡辺正行主催のお笑いライブで大爆笑を取り、その場で事務所からスカウトを受けたとされている。
両者の芸歴はほぼ一緒といえるが、ぜんじろうの弟子期間をカウントするかが分かれ目であるといえるだろう。
さらに、弟子期間をカウントして良いならば、爆笑問題にも「お笑い前史」が存在すると指摘するネットの声もある。
太田の相方の田中裕二は、大学の先輩と別のコンビを組んで、『おじゃまします』(TBS系)に出演していた。この番組は平日昼間の生放送で、裏番組の『笑っていいとも!』(フジテレビ系)を意識した内容であった。素人参加のコーナーがあり、そこに田中は「東京ギャグポンプ」として出演していた。この番組の放送期間は1985年の9月から11月の2か月間である。これを田中の芸歴に含めるならば、ぜんじろうよりは先輩ということになりそうだ。
双方の芸歴に関しては、無数の解釈が出ている状況であり、太田がラジオで述べた通り、最後は「水掛け論」となってしまいそうだ。
記事内の引用について 高須克弥氏のツイッターより https://twitter.com/katsuyatakasu