ぜんじろうは、吉本興業の若手芸人で結成された吉本印天然素材の初期メンバーであり、岡村世代の芸人にとっては兄貴分的存在で「ぜん兄」と呼ばれていた。
岡村は「一日でも早く入ったら先輩であり、年下であっても兄さんと呼ぶ。吉本なんかは特にそうなんですけど」と話し、「僕からしたらぜん兄の方が先輩ちゃうかな。多分、ぜんじろうさんの方が爆笑問題より先輩」と述べた。その理由として、岡村は「上岡(龍太郎)師匠に弟子入りしていますし、漫才コンビを組んで『かなめ・ぜんじろう』を名乗っていた時期もある。それからピン」のため、太田は「大阪で活動している期間が入っておらず、爆笑さんの記憶違いになっているんじゃないんですか」と背景を述べた。
さらに、ナインティナインにとっては、ほぼ同期芸人といえるネプチューンや海砂利水魚(現・くりぃむしちゅー)が出演していた『ボキャブラ天国』シリーズ(フジテレビ系)に、一世代上の爆笑問題も出演していたため、岡村にとって爆笑問題は「なんとなく近しい感じがする」と話しており、そのぶん大先輩のぜんじろうの芸歴が上と感じてしまうのだろう。
岡村は「お弟子さんの期間を抜くか抜かへんとかいうのもあるでしょうけど、絶対太田より先輩やと思いますよ」と、急に「太田」と呼び捨てをはじめた。さらに、お笑い通として知られる浅草キッドの水道橋博士の本名を出しながら、「小野くんに訊いたら絶対わかるはずですよ」ともあおり、「今回は太田が間違ってるんじゃないかな。呼び捨てはしょうがない。先輩に呼び捨てはよくないです。本当に」と述べ、トークを締めた。
これは、もちろん太田へのフリでもあるだろう。ネット上では「昨年以来のバトルの再来に期待だな。今度は何週続くんだろうか」「確かに関東芸人にとっては関西の下積みは見えにくいかもしれない」といった声が聞かれた。次週以降の舌戦に期待したいところだ。