魔裟斗は「6月に武尊VS那須川天心戦が発表になり、立ち技格闘技が注目されています。今回開催されるK-1スーパー・バンタム級トーナメントは過去に武尊選手、武居由樹選手と絶対王者がチャンピオンに君臨していた階級です。このトーナメントを制覇した選手は今後K-1を背負っていく選手となることでしょう。接戦となるトーナメントになるのか、3試合連続KO勝利で圧倒的な新チャンピオンが誕生するのか楽しみです。また、ライト級新チャンピオンとなった朝久泰央選手と与座優貴選手の試合も注目です」と大会に期待を寄せると、佐藤は「みなさん、こんにちは。愛を知る県、愛知県の佐藤嘉洋です。オープニングファイト含め、今大会の解説に入らせていただきます。初めてその選手を観た視聴者の方にも魅力や細かい技術が伝わるように心がけてお話したいと思います。なにとぞ、よろしくお願いいたします」とコメント。平子は「ここ近年の大きなうねりの中、K-1は注目度も期待値も格段に上がっています。今回も新たなスターの誕生を期待しつつ、熱く解説させて頂きます」と抱負を語った。
また、同大会で軍司泰斗とエキシビションマッチ対戦する武尊が公開練習を行った。
公開練習で武尊はシャドーボクシングで身体を動かした後、2分1Rのミット打ちを披露。パンチ、キック、ヒザ蹴り、バックブローなど様々な技を満遍なく繰り出していった。6月に那須川天心との“世紀の一戦”を控える武尊は、その試合に向けてコンディション調整の真っ最中だ。
天心戦は58kg契約で大会当日のリカバリーが4kgまでとなっており、「次の試合(天心戦)に向けて減量もやっているので、今までの60kgでやっていた時より体を絞った状態で追い込んでいる最中です」と本人が語る通り、見た目にも身体が絞り込まれた状態と分かるコンディション。現在の体重は63kgを切った状態で、天心戦が試合当日62kgでOKということから、軍司戦は62kgで行うように調整しているという。
コンディション調整で注意を払っているのは、パワーを落とさないことだ。「身体を絞ってスタミナとスピードは上がったのかなと思うんですけど、ここでパワーを落としたくない。パワーを落とさずに体重を落とせるような練習と体作りを心がけてやっている最中ですね」と気を配りながら調整に励んでいる。
スピードに関しても、「僕はむしろスーパー・フェザー級(60kg)に上げてもスーパー・バンタム級(55kg)時代のスピードは落ちてないと思っていて、パワーがついた分、もっとスピードを上げているし、それで体重も落としているんで、今までで一番速いんじゃないかなと思います」と手応えを感じており、全く問題ないようだ。
(どら増田 / 写真提供・©︎K-1)