根っからの大仁田ファンである壬生狼は年間を通して、記者会見で大仁田のモノマネを演じて盛り上げたとして、「ベスト・オブ・記者会見賞」を受賞。そのプレゼンターとして、大仁田が登壇した。壬生狼は昨年5月、試合会場へ大仁田の応援に駆けつけて初対面。ともに九州男児とあって意気投合し、以後、2人は連絡を取り合う仲になっていた。
大仁田は「電流爆破男がK-1のステージに立つとは、何十年前では考えられませんでした」と感慨深げにあいさつ。そして、「K-1で武尊選手のように上り詰めたら、俺と電流爆破をやろう!」と投げかけ、壬生狼は「お願いします!」と即答。続けて、大仁田は「ルールはここで決めたい。キックは痛いからなし。パンチなし。寝技のみだ」と立ち技の選手相手に厳しい提案をすると、壬生狼は絶句。
さらに、大仁田に指導を受けた壬生狼は「電流爆破をやらないなら、俺は、もうK-1に出ないぞ!中村(拓己プロデューサー)さん、よろしくお願いします」とアピールした。最後に、壬生狼は「俺に邪道魂を注入してください」とリクエスト。コロナ禍のため、聖水噴射は自粛しているが、大仁田は「2日前にPCR検査を受けたから」として、壬生狼の要望に応えて水を浴びせた。
プレゼンターには他に、M-1グランプリ覇者の錦鯉を始め、モデルでタレントのゆうちゃみ、熊田曜子、歌手の小林幸子が登場するなど、バラエティに富んだゲストが盛り上げていた。大仁田とK-1はまさに“水と油”だが、かつて大仁田はUWFに対戦を申し込みに行ったり、アントニオ猪木氏との対戦を迫り、『イノキ・ボンバイエ』の会場に押しかけている。
またFMW時代には、ボクシングのレオン・スピンクス、柔道のグリゴリー・ベリチェフ、テコンドーのリー・ガクスーらと異種格闘技戦を行っており、プロレスでも活動しているMMAファイター青木真也に続いて、K-1ファイター壬生狼一輝も電流爆破に引きずり出すことが出来れば、かなり話題になりそうだ。
(どら増田)