今回、美川が登場することになった経緯は、今年1月末都内にて行われたK-1 JAPAN GROUPの年間表彰式「K-1 AWARDS 2021」。K-1/Krush の試合を盛り上げるラウンドガールに贈られる「ベストガールズ賞」のプレゼンターを、昨年9月にスペシャルラウンドガールとして活躍した歌手の小林幸子が担当。その際、会場内で小林とは“豪華衣裳”ライバルとして縁の深い美川からのビデオメッセージが突然届き、「あら、さっちゃん、この前のK-1スペシャルラウンドガール姿、見たわよ。羽根にミニスカ、なかなかやるじゃないの。若々しくてよかったわね。アンタばかり華やかにリングに立っちゃって、ズルいじゃないのよ!今度は私がやるわ。次の大会に登場するから、アンタたち楽しみにしてなさいよ。待ってなさいね!」と自身の登場を予告。小林は「本当に知りませんでした!でも、憲ちゃん、ラウンド……ガール? 余計なこと言っちゃった、私? どんな格好するんだろう? やっぱり憲ちゃんはヒラヒラした格好で出てきてほしいなって思います」と戸惑いながらも美川にエールを贈っている。
美川の登場について、中村拓己K-1プロデューサーは「では2月のK-1東京大会に登場いただきたいと思います」と美川の登場を認め、「美川さんのために“K-1スペシャル○○”という名称を考えて、登場していただこうと思います」とコメントを残しており、正式決定すると「我々もたくさん協議させていただきました。美川憲一さんはいろいろなものを超越し、多方面でご活躍されている方で、K-1スター選手たちの試合を盛り上げて欲しいという願いを込め、『スペシャルラウンド“スター”』という肩書きをご用意させていただきました。ぜひ、美川さんには『スペシャルラウンドスター』として、リングの上で輝いていただきたいと思います」と美川の大会当日の名称が“スペシャルラウンドスター”になったことを発表した。
美川は第6試合[スーパーファイト/K-1ライト級/3分3R・延長1R]瓦田脩二VS篠原悠人の一戦に登場することが決定。美川は「なかなか私にピッタリなネーミングをいただけて、2月27日当日は頑張っちゃおうと思うわ。私はミニスカートは穿かないけれど、皆さんにスターのようにキラキラした姿をお見せしたいと思っているから、楽しみにしてなさい!」と意気込みを語った。さらに、「さっちゃんからは、どんなことがあっても“おだまり”って言わないようにとアドバイスをもらったから、今からイメージトレーニングをしておくわ(笑)」と当日がかなり楽しみな様子。こうした著名人を随所に起用していくK-1のスタンスは格闘技を世間に広められるだけに、もっと評価されるべきである。
(どら増田 / 写真提供・©︎K-1)