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ソフトB・和田、「球界から怒られるかも…」千賀の五輪参加を説得、本人にとっては大正解だった?

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千賀滉大

 野球解説者・池田親興氏(元阪神他)の公式YouTubeチャンネルに、ソフトバンクのプロ20年目・40歳の和田毅が登場。30日に投稿された動画内での発言がネット上で話題となっている。

 >>ソフトB・和田の更改後コメントに驚きの声「相当なビッグマウス」 史上5人目の快挙達成を宣言、不甲斐ない先発陣への怒りも?<<

 今回の動画で和田はプロ野球選手として五輪に参加する意義や、他の国際大会の一つであるWBCとの違いなどについてトーク。その中で、昨年東京五輪に出場した同僚の同12年目・29歳の千賀滉大に参加を強く後押しした話を語った。

 和田によると、千賀は一時「五輪に行くか行かないかすごく悩んでた」という。その千賀に対し、チームの城島健司球団会長付特別アドバイザー(元ソフトB他)と共に「絶対行け」、「行けるんだったら絶対行った方がいい」と参加を強く勧めたという。

 和田は続けて、「これを言ったら僕はプロ野球界から怒られるかもしれないですけど」と前置きした上で、「タイトルいっぱい獲りましたと。じゃあそのタイトルをファンの人が10年後覚えてるかと。覚えてると思います?」、「例えば松坂大輔(氏/元西武他)が何年にタイトル何個獲ったか分かります? (分からない)ですよね? そんなレベルなんですよ、あんだけたくさん獲ってるのに」とコメント。プロ野球の世界でタイトルを複数獲得したとしても、ほとんどのファンからは時が経つにつれ忘れ去られていくと指摘した。

 一方、「でも五輪というのはみんなが知ってる。2021年金メダルというのをパッとみんなすぐ、野球を知らない人でも出てくるものなので。これ以上に勝るものというのはないと思うんですよね」と、五輪への出場・活躍は野球ファンはもちろん、それ以外の人々の記憶にも刻み込まれる代えがたい名誉だと主張した。

 また、和田は「僕自身もプロ野球でのタイトルとかはもちろんありますけど、今でもアテネ五輪で出てたということで、今回の五輪でもいろいろ取材をしていただいたりとか、そういう話をもらったりはしてたので」と、自身も2004年アテネ五輪に出場したことで恩恵を受けている面があるとも明かした。

 和田らの後押しもあり五輪に参加した千賀は、「2登板・0勝0敗・防御率0.00」と無失点投球でチームの金メダル獲得に貢献。和田によると、五輪後の千賀は「『行けてよかったです』って、本当に充実した顔で戻ってきてた」という。

 この和田の発言を受け、ネット上には「選ばれた時は反発結構あったけど、本人も苦悩してたとは知らなかった」、「言われてみれば五輪の野球は東京はもちろん、過去の大会の結果も全部覚えてるな」と驚きの声が挙がった。一方、「本当に助言通りに行ってよかった、千賀はあれで試合勘完全に戻ってたし」、「傍から見る分には、五輪の舞台が最高の調整の場になったような印象もある」と、五輪後の成績を絡めたコメントも多数みられた。

 「昨季の千賀はシーズン初登板となった4月6日・日本ハム戦中に左足首靭帯損傷に見舞われたこともあり、前半戦終了時点で『2登板・0勝0敗・防御率10.80』と大不振。そのため、骨折で五輪メンバー入りを辞退した巨人・中川皓太の代わりに7月5日に追加招集された際は『選ぶ方も選ばれる方もおかしい』と、千賀や侍ジャパン・稲葉篤紀監督(当時)への批判も少なくありませんでした。ただ、千賀は迎えた本番ではリリーフの一角として安定した投球を披露。その後、シーズン後半戦でも勢いそのままに『11登板・9勝2敗・防御率1.77』と、前半戦とは別人のような数字を残しました」(野球ライター)

 東京五輪を境に、一気に調子を持ち直した形の千賀。一部からは「もし辞退してたら勝敗関係ないエキシビションマッチが調整の場になったわけだから、後半戦もしばらく試合勘取り戻せない展開になってたのでは」という見方も挙がっている。

文 / 柴田雅人

記事内の引用について
池田親興氏の公式YouTubeチャンネルより
https://www.youtube.com/channel/UC89DdDdfD-wuREdrIjnO8DA

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