>>スマホ充電できると声掛け誘拐 12歳少女を監禁、9時間半暴行した39歳男を逮捕<<
ドイツで医師免許がないにもかかわらず、男性の性器を切断して死なせたとして起訴されていた男に対し、ミュンヘン地方裁判所が有罪判決を言い渡したと、海外ニュースサイト『Daily Mail』『abc news』などが12月7日までに報じた。
報道によると、ドイツ南東部の都市マルクトシュヴァーベンで、電気技師として働く67歳男は、借金の返済に追われていたという。男は、元妻の葬式費用、生前の治療費などを必要としていたと伝えられている。男は同僚から「通電はSM趣味の人相手に稼げる」と聞いて、SMが趣味の人が集まるサイトを通じて「客」を探したそうだ。「通電」とは電流を流すことを意味するが、SMプレイのひとつに、性器や乳首など体の敏感な部分に電流を流して快感を得るプレイがあるようだ。
男は副業を始めた当初、客の要求に応じて通電、電気ショックなどを施していたが、徐々に内容はエスカレート。睾丸や陰茎など、男性器を切除する「去勢手術」もするようになった。男は医師免許を持っていないが「医師」と名乗っていたそうだ。切断場所は、主に男の自宅のダイニングテーブルの上で、メスを使っていたという。
2020年3月ころ、男は男性A(年齢非公表)の依頼を受け、Aの睾丸を切除することに。しかし、うまくできずに、陰茎の一部を切り取ってしまったという。手術後に男性の容態が悪化したが、男は副収入が入らなくなることを恐れ、Aをそのまま放置。その際Aに意識があったのかどうかは伝えられていない。Aはのちに死亡し、男は遺体を段ボールに入れて隠したそうだ。
事件発生から3週間後、警察が男のアパートを訪れ家宅捜査したところ、段ボールの中からAの遺体を発見したという。警察は殺人の疑いで男を逮捕した。警察は男逮捕までの経緯を公表していない。警察の調べによると、2018年7月から2020年3月まで男はAを含む合計8人の男性器を切断したそうだ。切断料金は部位によるようだが、3万円から16万円ほどだったと伝えられている。男の切断術は粗雑なもので、男性たちは苦しむだけで、病院の治療が必要なレベルであった。実際に男の施術を受けた何人かは病院に駆け込んでいるという。
なお、被害者たちは、女性として生きたい、ポルノ中毒を断ちたい、宦官(かんがん)になりたいなどの理由で男性器の切断を求めたという。8人とも合意のうえで、男の切断術を受けているようだ。
2021年10月28日、男の裁判が始まったが、男は殺人容疑を否認。「睾丸を切断してから、数日経過していた。Aの死は私の責任ではない」と主張した。審理は複数回行われ、12月7日に開かれた裁判では、加重暴行罪などで有罪となり、8年6カ月の禁固刑が言い渡されたという。
このニュースが世界に広がると、ネット上では「お金のためとはいえ、他人の性器を切断するなど普通できない。常軌を逸している」「男に切断を依頼する客も悪い。ダイニングテーブルに横になった時点でわかるだろう」「麻酔は使っていなかったのか? 想像を絶する痛みだ」「SMが趣味だから、痛みで快感を得たい人たち。ウィンウィンの関係」「恐ろしい。股間がうずきます」「被害者も切断を望んでいたから殺人ではなさそう」「元妻のための借金か。心優しい男。何だか同情してしまう」など、様々な声が上がった。
素人が人体の一部を切断すれば、命の危険があることくらい容易に想像がつく。容体悪化後も助けを呼ばずに保身に走るなど、身勝手極まりない男の犯行は、到底許されるものではないだろう。
記事内の引用について
Electrician who CASTRATED men on his kitchen table after advertising himself as a doctor on sado-masochist websites is jailed for eight years in Germany(Daily Mail)より
https://www.dailymail.co.uk/news/article-10284237/German-convicted-castrating-men-kitchen-table.html
German convicted of castrating men on his kitchen table(abc news)より
https://abcnews.go.com/International/wireStory/german-convicted-castrating-men-kitchen-table-81603364