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女装した男性による犯行が続出! 2021年に発生した女湯侵入事件

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 日本人に長年親しまれている銭湯。2000年代に入ると、大型店舗に風呂・食事・マッサージなどの施設を揃えた「スーパー銭湯」が流行し、広がりを見せた。

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 そんな銭湯だが、昭和の時代から女風呂を覗きたいと考える男が出現。2021年にも現れた。

 今年1月には、広島県福山市の入浴施設で、かつらをつけて化粧をするなどして女装した36歳の県立高校男性教師が女湯に入ろうしたとして、建造物侵入の疑いで逮捕された。取り調べに対して、男は「申し訳ないことをした」などと容疑を認めている。

 4月には、宮崎県宮崎市のホテルに設置された公衆浴場で、59歳の男が女性用の服とパンツを着用して女湯に入り、そのまま浴槽に浸かった。その様子を見た女性客が通報し、警察官が建造物侵入の疑いで逮捕した。取り調べに対し、「女性客と話がしたかった」と意味不明な供述した男だが、行動を見れば、「女性風呂に入りたい」という欲求を持っていたことは明らかだ。

 そして7月にも、千葉県習志野市の温浴施設で、自称アルバイトの32歳男が長髪のカツラにTシャツとズボン、そしてシリコンを詰めたブラジャーをして入店し、女湯に向かった。この様子を目撃した女性店員が、男に「佐藤さん」と呼びかけ、返答が男の声だったことから変装を見破り、身柄を取り押さえ、建造物侵入の疑いで逮捕した。男は取り調べに対し、「女性の裸が見たかった」と容疑を認めた。

 「現在のスーパー銭湯では、防犯カメラが至るところに設置されていますし、フロアもきっちり分かれている。従業員もインカムなどで常に連絡を取り合っていますし、侵入はほぼ無理です。それに変装したところで、モノはついているわけですから、客が気がつきますよ。また、最近は受付の際に手渡されるリストバンドや、ホテルのキーに対応し、女性でなければ開かないドアなども登場しています。男性が女湯に入ることは、近代化された入浴施設では不可能です。また、昔ながらの銭湯でも、従業員がしっかり監視しているので、基本的には無理ですね。女湯を覗きに行くのは、逮捕されに行くようなものです」(スーパー銭湯に詳しいライター)

 変装しても、無理なものは無理である。

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