>>50代男性教諭、妊娠中の女性教諭の腹を触る「パンツ脱がすぞ」などセクハラ 処分の軽さに疑問の声も<<
2021年も、教師による常識を大きく外れた事件が多く発生した。7月11日には、長野県上田市の小学校に勤務する53歳の男が、2020年5月に同市の商業施設で買い物中だった30代女性の背後から近づき、注射器のような容器に入れた体液をかけたとして、器物損壊の疑いで逮捕され、世間を呆れさせた。
8月20日には、沖縄県那覇市の小学校に勤務する28歳の男が、訪れたパチンコ店で数千円負けたことに腹を立て、景品として用意されていたおかゆスープ1点を盗んだことが発覚。教育委員会から停職6か月の処分を受けた。教師が「パチンコに負けたことに腹を立てて窃盗」という事件に、「あり得ない」「倫理観の欠如が著しい」と憤りの声が相次ぐことになった。
そして12月2日にも、兵庫県神戸市の中学校に勤務する25歳の男が、昨年4月に路線バスの車内でズボンのチャックを開け下半身を露出した上、自身のツイッターに画像を投稿するという極めて変態的な振る舞いを行ったとして、公然わいせつの疑いで逮捕されている。
いずれも常識を大きく外れた行動で、「こんな人物が教師していることが信じられない」という声が殺到した。いったいその原因はどこにあるのだろうか。
「さまざまな要因がありますが、教育委員会が機能していないということが、かなり大きいように思います。公然わいせつ罪や生徒・児童へのわいせつ、窃盗などをしても停職で済まされているケースが多く、抑止になっていない。また、採用段階でも、しっかり人物を見ていない節があります。事件を起こした人物はどうであれ免職、二度と教壇に立たせないというような、強い措置を取り入れていくべきではないでしょうか」(事件記者)
来年も続発しそうな教師の犯罪。迅速かつ有効な対策が求められている。