兵庫県教育委員会の発表によると、男性教諭は2018年8月、赴任したばかりだった女性教諭に対し、「何しにこの学校に来たんや」と発言。さらに3か月後には臨月だった女性教諭の腹を触ったという。
そして、女性が休暇から復職すると、男性教諭は再び「出産後、お腹は元に戻ったか」と話し、腹を触った上、仕事が遅れた際には「ええかげんにせえ、パンツ脱がすぞ」と発言、修学旅行先のホテルでベッドに寝かせ、脚に指圧ローラーを当てるなどセクハラ行為を繰り返していた。
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県教育委員会の調査に対し、男性教諭は「ハラスメントに関する認識が甘かった。適切な距離感を取っていると思っていた」と釈明したという。県教育委員会は、男性の行為が立場を利用したセクシャルハラスメント・マタニティハラスメントに該当すると判断し、停職1か月の懲戒処分とした。
男性教諭の行動に、「どこが適切な距離なんだ。ふざけるな」「低俗もいいところ。女性教諭が言わない、発表されていないだけで、それ以上の行動があった可能性も否定できない」「他の教師も見て見ぬ振りをしていたのでは。許せない」と怒りの声が上がる。
また、「兵庫県教育委員会の処分は甘い。これじゃあ体の良い休暇じゃないか」「セクハラやマタハラに対する認識が甘いからこんなことになるんじゃないのか」「教師同士のいじめ事件も兵庫。兵庫県教育委員会は恥を知らないのか」など処分の甘さにも批判が殺到することになった。
現状、停職処分ということになると、今後また同じ職場で働く可能性も否定できない。そうなると、セクハラがエスカレートすることも予想される。県教育委員会の処分が女性教諭の立場になったものなのか、疑問符を付けざるを得ない。