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又吉FA流出の中日、ソフトB・高橋を人的補償に選択? 地元出身の元ドラ1獲得は球団上層部の悲願か

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 次は、中日側の番だ。28人のプロテクト名簿を受け取った後、こちらも“即答”となるか、それとも、期限ギリギリまで粘ってソフトバンク側を揺さぶるのか――。

 国内フリーエージェント権(以下=FA)を行使した中日・又吉克樹投手の福岡ソフトバンクホークス入りが決定したのは、12月13日だった。ソフトバンクは宣言前から「興味アリ!」と明言していたので驚きはなかったが、同時に聞こえてきたのは「人的補償で揺れる」の声。その人的補償について、不可解な情報も流れていた。

 >>中日・与田前監督への球団代表の発言にファン激怒 根尾・石川育成に失敗と酷評? 3年連続の失言に呆れ声も<<

「又吉は今季チーム最多の66試合に登板しています。8年間で400試合に登板してくれたリリーフ投手がいなくなるのは、大きな痛手です。でも、慰留交渉を重ねていき、球団は『説得は無理』と感じていたようです」(地元メディア)

 宣言前の慰留交渉の段階で「覚悟していた」というわけだ。

 その“退団前提”に加えて、こんな情報も聞かれた。

 「又吉がFA宣言しそうという一報が出たのと同時に、獲得に名乗りを挙げると見られた球団は、ソフトバンク、阪神。中日球団の一部スタッフが『プロテクト名簿漏れ』となる選手リストを“想像”していたようです」(前出・同)

 今さらだが、FA選手を獲得した場合、人的補償が発生することが多い。そのFA選手の年俸額が旧在籍チームにおいて何番目に多いのかでランク付けされ、又吉はBランクの「中日内4~10位」と見られる。中日が人的補償を求めた場合、旧年俸の40%と、プロテクト名簿28人から漏れたソフトバンク選手の誰かを引き抜くことができる。

 「中日は、お膝元の岐阜県出身の高橋純平投手が欲しいようです」(前出・同)

 高橋は県岐阜商高からソフトバンクに進んだが、2015年のドラフト会議当時、中日も1位入札に参加している。「一軍戦力になるまでさほど時間も掛からない」「エースになりうる大型右腕」と評されたが、プロ入り後は苦しんでいる。

 「当時、中日のゼネラルマネージャーだった落合博満氏は、今永昇太(現DeNA)の1位指名を推し、中日グループとして、『中京圏の高橋で行かせてくれ』と主張したんです」(球界関係者)
 打線強化で、若手の大砲候補を狙うという話もある。ソフトバンクは人材の宝庫だ。

 また、中日は外国人選手の見極めには定評がある。リリーバー・又吉の抜けた穴を新外国人投手で補うとすれば、ソフトバンクから提出されるプロテクト名簿を、じっくりと時間を掛けて検討することもできる。

 ソフトバンクの側からすれば、又吉獲得は朗報だが、二軍で鍛えている最中の有望な若手は喪失したくないはず。若手中心の名簿を作れば、レギュラークラスの選手が狙われる。中日は、年俸査定は“辛口”と言われるが、資金力はある。地元愛で高橋の一本釣りか、それとも、打線強化か。立浪和義新監督の狙いは…。(スポーツライター・飯山満)

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