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​スマホで通話しタクシーに衝突、乗客女性を死なせた男に懲役3年6か月 刑罰に疑問の声

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画像はイメージです

 2020年11月、兵庫県尼崎市内で51歳の男がトラックを運転中、スマートフォンでの通話に気を取られ、タクシーに衝突し、乗客の女性が死亡した事故の裁判が22日に開かれた。

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 この事故は2020年11月19日午前、尼崎市の国道で、大型トラックを運転中スマートフォンで通話をしていた51歳の男が、会話に気を取られ赤信号に進入し直進。右折していたタクシーに衝突した。

 タクシーに乗客として乗っていた当時22歳の女性は死亡し、タクシーの運転手は重傷を負う。51歳の男は過失運転致死傷の疑いで逮捕された。裁判で被告は当時、スマホで同僚と雑談中だったことを明かし、「荷降ろしが終わって気が緩んでいた」などと語っていた。

 これに神戸地方裁判所尼崎支部の裁判長は「被害者は22歳の若さで死亡し、結果はあまりにも悲惨なものだ」と断罪。「日常的に長時間を行う職業運転手であったがゆえの慢心があった」と指摘し、禁錮3年6か月の実刑判決を言い渡した。

 大型トラックという、事故を起こせば極めて危険な自動車を運転しながらスマホで通話し、22歳の女性を死なせるという悲惨な事故。その刑罰が「3年6か月」という事実に、「甘すぎる。こんな処分じゃ遺族が浮かばれない」「人の命を奪った報いが、たった3年。この国はどうなっているのか?」「こんなことでは抑止にもならない。軽すぎる」「死刑でいいだろ。自分がもし遺族だったら、報復を考える」「裁判官は自分の家族が同じ目にあっても、3年と言えるのか。もう少し考えてもらいたい」と刑罰の軽さを指摘する声が相次いでいる。

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