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「スピード落とせ」危険運転を注意され逆ギレ、男性を銃撃 ドライバーの男を殺人未遂で逮捕

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画像はイメージ

 昨今、日本でもあおり運転などの危険運転が問題視されているが、海外では、危険な運転を注意されるも、逆ギレしてとんでもない事件を起こしてしまう人がいる。

 米カリフォルニア州警察は、スピードの出しすぎを注意されて逆上し、男性を銃撃して大けがさせたとして、逃走中の男を逮捕したと、海外ニュースサイト『abc News』『CBS Sacramento』などが10月16日までに報じた。

 報道によると、10月8日午後11時30分ごろ、同州ストックトンのレストランで、45歳の土木作業員の男性が、この日の作業を終えたという。男性はレストランで、何らかの工事を請け負って作業をしていた業者だ。男性は、同僚の作業員男性とともに、同レストランの駐車場を歩いていたところ、男性らの横をものすごいスピードで走り去る車がいた。車は乗用車タイプのピックアップトラックだ。同車が駐車場に入ってきたのか、単なる通り抜けだったのかは報じられていない。

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 男性は車とぶつかりそうになったため、「おい、スピード落とせよ」と両手を挙げて叫んだ。注意された車のドライバーの男は車を止めて運転席から降りてきた。男は「死ね、黒人」と言い放ち、持っていた銃を男性らに向けて発砲したそうだ。銃弾は、男性の顔面、首などに命中。男はそのまま、車で走り去った。同僚男性は無事で警察に通報。男性はすぐに病院へ搬送された。重傷だが命に別状はないという。男性の兄によると、男性は腕、肩、顔面、頭部などに7発の銃弾が撃ち込まれたそうだ。そのうち頭部に受けた銃弾は、危険な部位にあって手術が難しく、残ったままだという。

 警察は捜査を開始、駐車場の防犯カメラの映像には、犯人とみられる男と車が映っていた。警察は映像の一部を公開。犯人の情報提供を呼び掛けた。事件発生から5日後、警察は容疑者とみられる31歳の男を逮捕したと発表。映像を見た人からタレコミがあったそうだ。
 
 男は殺人未遂など複数の罪で起訴された。被害者の男性が黒人で、加害者が白人だった事実もあり、警察はヘイトクライムの側面もあるとみて慎重に捜査を進めているという。男の認否は報じられていない。男の初公判は、10月28日の予定だ。

 このニュースが世界に広がるとネット上では、「駐車場内でスピード出したらダメだ。これは完全に逆ギレ。一生免停が妥当」「注意されたくらいで人を撃つのか。常軌を逸している」「運転はその人の性格が出る。運転荒い人は要注意。近づかないのがベスト」「運転マナーを注意したら銃弾が飛んでくるのか。恐ろしい世の中だ」「ピックアップトラックを運転する人は、運転荒い人が多いよね」「黒人って呼んだだけでは、人種差別には該当しないと思う」「黒人に意見されて許せなかった白人男。白人至上主義なんだろう」など、様々な声が上がった。
 
 スピードの出しすぎは重大な事故につながりかねない。注意されるのは当然の結果だが、自分が悪いのに反省するどころか、怒り出して相手に危害を加えるなど許されるものではないだろう。

記事内の引用について
Suspect charged with attempted murder in alleged hate crime shooting of Black man(abc News)より
https://abcnews.go.com/US/suspect-charged-attempted-murder-alleged-hate-crime-shooting/story?id=80614147
‘I Can’t Have Hatred Living In My Heart’: Stockton Father Of 5 Shot In Potential Hate Crime Speaks For First Time(CBS Sacramento)より
https://sacramento.cbslocal.com/2021/10/14/i-cant-have-hatred-living-in-my-heart-stockton-father-of-5-shot-in-potential-hate-crime-speaks-for-first-time/

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