事件が発生したのは11日午前0時過ぎ。出雲市塩治町で、78歳の男がタクシーに乗車すると、自宅に車を向かわせる。そして目的地に到着し、運転手が料金約7000円の支払いを求めると「金がない」と話し、支払いを拒否した。その後、運転手が通報し、駆けつけた警察官に詐欺容疑で現行犯逮捕された。
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当時、男の所持金は212円だったそう。警察の取り調べに対し、男は「明日払うつもりだった」と話し、容疑を否認している。通常、タクシーに翌日払いというシステムは原則的に存在しない。「翌日払うつもりだった」という主張は無理筋であり、突発的に出た「言い訳」と考えるのが、自然と言うものだろう。
男の行動に、「金がないならタクシーに乗るなよ。はっきり言って許せないよね」「こういう人間には秩序も恥も外聞もない。金は身内の人間が立て替えるべきだ」「タクシー運転手はコロナで客が減り、いっぱいいっぱいの中、日々仕事をしている。そこそこ長距離の客で喜んでいたら『金がない』では、話にならない」「212円でタクシーに乗るメンタルがわからない。どうしようもない」と怒りの声が上がる。
また、男の供述についても、「明日払うつもりだったと言えば許してもらえるとでも思ったか。頭がおかしいんじゃないのか」「明日払うつもりだったと言うなら、その証拠を見せてほしい。年金暮らしなんだろうし」「80歳近い男がこんなことを言うなんて、世も末という感じがする」という指摘も出ていた。