主任は今年6月中旬から7月末にかけ、柏市の公用車を昼休みに無断で使用し自宅に帰っていた。このうち3回は、就業時間内に職場を離れていたという。近隣駐車場の利用者から「水道部の車が止まっている」という問い合わせがあり、事態が発覚。この公用車は屋外の作業担当者が使用していたワンボックス型の軽自動車だった。
柏市の聞き取り調査に対し、男性職員は「暑さ対策で猫用のアイス枕を交換するために戻った」と釈明。さらに、「徒歩では時間がかかり、暑い」という趣旨の説明もしているという。猫のために職務を放棄した上、公用車を使って帰宅するとは驚きだ。
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事態を受けた柏市は、26日付で男性職員を戒告の懲戒処分に。そして、上司についても管理監督責任として、文書注意とした。減給や停職ということもなく、今後は引き続き職員として市から収入を得ることになる。
男の行動に、「愛猫家といえば聞こえがいいが、猫を理由にサボりを正当化しているだけ。許しがたい」「アイス枕ではなく冷房をずっとつけっぱなしにするとか、いろいろと策はある。帰るのだって、タクシーを使えばいいだろう」「アイス枕なんかじゃ猫の熱中症を防ぐことはできないよ」「ガソリン代は税金ですよね」「仕事や税金は猫以下の存在なのか」と怒りの声が上がる。
そして、「戒告なんて処分になっていない。少なくとも減給にするべきだ」「こんな甘い処分だから公務員はモラルが守れないのでは」「民間ならクビでもおかしくない」と市の処分を疑問視する声も上がっていた。