連日メディアに取り上げられたことで注目を集めている「親ガチャ」という言葉。両親や家庭環境を選ぶことができないという意味で、結果が出るまで中身は分からないソーシャルゲームの「ガチャ(クジ引き)」になぞらえてネット上で使われてきた。
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テレビメディアで取り上げられるようになってから、賛否両論集めるようになったこの言葉だが、高知は22日にツイッターで「親ガチャ」について言及。「賛否両論あるみたいだけど、俺は言葉ができたことで、共感や救いが生まれたって思うんだよな」と明かした。
さらに、高知は「拒否感を感じる人は自分の想像外の過酷な家庭環境があるって思いやって欲しい」と呼びかけ、「親ガチャ」という言葉を取り上げるメディアに対しても「貧乏親VS金持ち親みたいな単純な話しじゃないんです」と持論を展開。
そして、「『親孝行』『どんな親でも子供を愛している』『子供は親を選んで産まれてきた』『親を大事にしろ』実は当たり前に使われてきたこんな言葉にひそかに傷ついてきた人がいる」と指摘し、「俺も皆が当たり前に手に入るものが、手に入らなかった。だからせめて『親ガチャ』くらい許してくれという気持ちがある」とつづっていた。
幼少期は祖母と叔父夫婦に、自分だけ区別されながら育ったという高知。その後、暴力団幹部の愛人だった母に引き取られるも、家で一人で過ごすことも多かったとのこと。高校生の時に母は自殺し、その後、実父が別の暴力団関係者だと判明したという壮絶な環境だったと知られている。
このことから、高知のツイートのリプライ欄には「説得力がありすぎる」「有名人がはっきりとそう言ってくれて嬉しい」「親ガチャ見解の中で一番納得できた」「親を責める言葉じゃなくて子どもが呪縛から解き放たれるための言葉だと思う」「やり場のない感情が救わることもある」といった賛同の声が多く集まっていた。
過酷な環境で育ってきた高知だからこその見解。納得したネットユーザーも多かったようだ。
記事内の引用について
高知東生公式ツイッターより https://twitter.com/noborutakachi