組合によると、今年3月25日、津山市内の消防署に勤務していた50代の男性元消防司令が、車両や資機材を点検していた当時30代の消防士長に対し、「いっちょやるか」と声をかけると、タックルをして右胸の骨を1本折るなど、全治3週間の怪我を負わせた。
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数日後、被害を受けた消防士長が所属長の消防司令長に被害を報告し、事態が発覚。当該元消防司令は「コミュニケーションのつもりだったが、非常に申し訳なかった」などと話し、行為を認めている。一方、被害を受けた消防士長は「タックルの誘いを受けたが、断り切れない雰囲気があった」と話しているという。津山圏域消防組合は、元消防司令を減給10分の1(3か月)の懲戒処分に。さらに、当時の署長と副署長に厳重注意、消防司令長を訓告とした。
意味不明な「いっちょやるか」という発言と暴力行為に、「仕業点検中にタックルって、真面目に仕事をする気がないでしょ。コミュニケーションを履き違えた50代って厄介だわ」「一般の感覚ではあり得ない。究極の体育会系ってことなんでしょうけど、こういうところで働きたくはないね」「今でもこんなやつがいるんだね。びっくり」「50代のおっさんが朝っぱらから、『おーいタックルしようぜ』って来る職場。嫌すぎるよ」と驚きや呆れの声が相次ぐことになった。