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賭けトランプに虚言、休職中にゴルフや祭りの準備…堺市職員の不祥事発覚相次ぐ

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画像はイメージです

 27日、大阪府堺市の消防隊員と職員に相次いで不祥事が発覚。その内容に呆れの声が広がっている。

 堺市消防局は27日に記者会見を開き、南消防署に勤務する15人の隊員が勤務中や休憩中にトランプなどで金銭を賭けていたことを明らかにし、謝罪。消防局の発表によると、金額は100円程度とのことだが、当該隊員に対し、市は懲戒処分を行った。

 ​>>29歳男性消防士長が35歳同僚の首を絞め失神させる 処分の甘さにも批判の声<<​​​

 さらに市では、課長級の男性職員が市議会議員と食事をした際、「緊急事態宣言期間中の5月上旬、堺市議4人と市の幹部4人が賭け麻雀をした」と実名を挙げて発言。これを聞いた別の市議が、6月の市議会で問題提起し、7月には集中審議も行われた。

 ところが、この男性職員は後日、「場を盛り上げるための嘘だった」と説明。圧力がかかった可能性も否定しきれないが、市の調査では麻雀の実態がつかめなかったことから、市は嘘である可能性が高いと判断。信用を失墜させたとして、減給と降格の処分を下した。

 不祥事はこれだけではない。建設局の26歳男性職員は、平成28年から令和2年6月に掛け、病気を理由に休職や休暇を申請。平日を含め39回にわたり、旅行やゴルフに興じていた上、だんじり祭りの準備にも参加していたという。

 男性職員は市の調査に対し、旅行やゴルフについて、「復職に向けた治療の一環。遊びという認識ではなかった」と話しているが、市の人事課は「休職中のため、休日にも療養専念義務がある」などと指摘。職員を停職2か月の懲戒処分とした。
 いずれの事案も公務員としてのモラルを著しく欠いたもので、「堺市は一体どうなっているのか」「酷すぎる。どうやって採用を決めているのか。全部縁故ではないかと疑いたくなる」など、厳しい声が相次いでいる状況だ。

 今回不祥事を起こした全ての職員が懲戒処分は受けたものの、免職はされていない。今後このような人物たちを勤務させていいのだろうか。

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