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25歳消防士、偽造免許を掲示 理由は「大型免許を取得できず」、異常な思考に呆れ声

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 福井県福井市の消防署員(25)が、偽造した運転免許証を上司に掲示したとして、偽造有印公文書行使の疑いで逮捕。その動機に呆れ声が広がっている。

 逮捕された男は2019年12月25日、上司に大型免許を取得したことを証明するため、偽造の運転免許証を掲示。それを見た上司が免許に違和感を覚えたため、男に対し確認したところ、偽造を認めた。

 男は2019年春から大型自動車免許を取得するため自動車学校に通ったものの、取得に至らず、偽造免許証の掲示を思いついた模様。「大型免許が取得できなかったことをごまかそうとした」という趣旨の発言をしており、容疑を認めている。

 当該消防局では、大型免許の取得を義務付けていないが、大型車両を運転する機会があることから取得を推奨していたという。福井市の聞き取りに対し、男は「同期や同年代の同僚が大型免許を取り始め、自分も欲しい。取らなければいけないと思った」などと、焦りを感じていたと話す。

 焦りと、免許が取れなかったという劣等感が、「偽造」という最悪の道を突き進むことになってしまった。なお、福井市によると、この男が大型車両を運転したという事実はないそう。福井市は捜査の進展を待って処分する予定だ。

 驚きの事件に、「大型免許が取れなかったから偽造って、思考がおかしすぎる」「取れなかったら素直に言えば笑い話で済んだ。ごまかそうとして失職の危機になった。バカすぎる」「同僚に負けたくない気持ちはわかるけど、そこから犯罪を思い付くとは。今後の人生も危険なのでは」「こんな人に消防士をやってほしくない」「法律遵守の精神がない人は公務員になるべきではない」と厳しい声が並んだ。

 「自動車学校に通ったが、免許を取れなかった」と素直に申告していれば、同僚の助言などによって新たに取得できる可能性は十分にあったはず。それを「偽造免許」でごまかそうとしてしまった精神が残念でならない。

文 櫻井哲夫

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