逮捕された男はハンバーガーチェーン店に対し、「5ピースあるはずのチキンナゲットが4つしかなかった」などとクレームを入れる。これを聞いた店員が、男の自宅を訪れ対応。詳細は不明だが、男がクレームを入れるのはこれが初めてではなかったという。
男は状況を確認しに来たと思われる店員に対し、腹を蹴る暴挙に。さらに、頭を叩いたうえ、シェイクをかけるなどしたため、暴行の疑いで逮捕された。現在のところ、本当にチキンナゲットが注文より少ない状態だったのかはわかっていない。なお、警察の取り調べに対し、美容室経営の男は「何も悪いことをしていない」と話しているという。
このまさしくモンスターのようなクレーム男に、「最低の男」「この人間が経営者であることは信じられない」「いい歳をして恥ずかしすぎる」など、怒りの声が挙がる。また、「クレーム対応のために家を訪問するのはやめたほうがいい」「どんなクレームでも店舗で受け付けるようにしてもらいたい」など、クレーム対応の方法についても議論が巻き起こることになった。
店舗や店員に不手際があった場合、クレームを入れることは客の権利なのだろうが、店舗側も検証のうえ、それが的はずれだった場合は相手の主張を受け入れるのではなく、毅然とした対応を取る必要がある。
そして、クレームの謝罪についても、訪問するようなスタイルはトラブルに発展しやすい。今後、見直す必要がありそうだ。
文 櫻井哲夫