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「ゼレンスキー政権は映画プロデューサーがコントロール」ウクライナ研究者の教授が裏事情を明かす

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画像はイメージです

 3月22日放送の『辛坊治郎ズームそこまで言うか!』(ニッポン放送)に、神戸学院大学教授でウクライナ研究者の岡部芳彦氏が電話でゲスト出演。そこでウクライナの裏事情を明かした。

 岡部氏は、これまでにたびたびウクライナを訪れて、博士論文がウクライナ語により現地で出版されるなど同地と繋がりが深い。ゼレンスキー大統領と会った経験もある。ウクライナ専門家として『ひるおび』(TBS系)を始め、報道・情報番組にたびたび登場している。

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 岡部氏は、2008年から14年頭にかけてウクライナ東部のドネツク州を訪れている。この場所では、ロシアへの編入を求める分離独立派の動きが活発であり、今回の侵攻を前に、ロシアがドネツク共和国の独立を認める動きも生じた。日本の一部報道では、親ロシア派の住民が多いとされている。

 岡部氏は自身の体験を踏まえ、「2014年頭くらいまで行っていた限りなんですけど、そういう人たち(親ロシア派)はほとんどいなくて、ロシアは国境で接しているので経済的な結びつきが強かったりはするが、近い存在だけど別に一緒じゃないという感覚の人が多かった」と語り、日本の一部報道を否定した。

 さらに、ゼレンスキー大統領の経歴について、コメディアンと紹介される場合が多いが、「自分の事務所の社長、脚本家、メインアクター、劇団の座長でもあるので、組織も動かしたことがあり、言葉を操ることができる人」とマルチな能力の持ち主であると紹介。また、「彼のスタッフ、大統領府の長官はもともと映画プロデューサー。副長官は10人いるんですけど、3分の1は法律家、3分の1は官僚、3分の1はプロダクションなんですね。水と油、多種多様なチームを有能な映画プロデューサーがコントロールしている形なので、メディア戦略がうまいのは当然かな」と述べていた。

 ゼレンスキー大統領は、イギリスでの演説ではチャーチル元首相のフレーズを引き、アメリカではパールハーバー(真珠湾)攻撃の例が出されたのも、メディア戦略の一つなのだろう。岡部氏は日本の演説については「日露戦争なんかのエピソードがあると面白いんじゃないかな」とコメントしていた。

 これには、ネット上で「現地の状況と日本の報道って全然違うんだな」「ゼレンスキー政権めちゃめちゃ優秀じゃん。コメディアン出身だのどうのというマスコミの馬鹿にした紹介には違和感があった」といった声が聞かれた。

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