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非常ドアコックで運行妨害した25歳男、動機は「8分の電車遅延」に激怒

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画像はイメージです

 7日、昨年11月横浜市内で走行中の電車内で非常ドアコックを操作したとして、横浜市中区在住の会社員(25)が威力業務妨害の疑いで逮捕された。

 男は昨年11月、JR根岸線の根岸駅を出発した車内で突如車内から手動でドアを開けることのできる「非常用ドアコック」を操作し、運行を妨害した疑い。根岸線はこの影響で約8分間遅延した。事件当時男は逃走しており、犯人特定に時間を要したが、防犯カメラなどから25歳の男を特定し、逮捕される。男は容疑を認めており、「前に電車が遅れたので腹いせにやった」と話しているという。

 昨年11月には同様の被害が東京や神奈川で発生しており、警察ではこの男の犯行と見て捜査を進めている。それにしても電車の遅延に逆恨みし、非常ドアコックを使って運行を妨害するとは迷惑極まりない行動だ。

 自分勝手すぎる犯行に、「電車の遅延くらいでこんなことをするなんて信じられない」「列車が遅れたから今度は自分が遅らせる。こんな発想は信じられない」「公共交通機関は遅延ありきで考えるべき。この行動は身勝手すぎる」と怒りの声が相次ぐ。

 そして、「しっかり損害賠償を請求してほしい」「故意でやっている以上厳罰は免れない」「模倣犯を出さないためにも厳しい処分を」など、厳罰や損害賠償請求を求める声が相次いだ。

 電車が時間通り運行しないストレスは誰もが感じるものだが、だからといってそれを逆恨みしたうえ、「わざと遅らせる」行為は明らかに不適切。さらに、男は警察の捜査員に逮捕され連行される際、笑顔を見せており、反省している様子は感じられなかった。

 まだ25歳と若い容疑者だが、「若気の至り」では済まされない事件を起こしてしまった。

文 櫻井哲夫

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