「緊急事態宣言の延長で、5月23日の東京ドーム大会を6月13日にずらしたのだが、振り返ればそもそもこの日は(那須川)天心選手と武尊選手の試合を開催したいということで東京ドームさんを押さえていた日程なんですね。これはRIZINとは別のイベントでK-1、RISEらと共同で中立の舞台を作って、この世紀の一戦を行う予定で年明けから格闘技界で準備を進めていました」と一部で先行報道されていた6月の東京ドームで両者が対戦するというのは、6.13東京ドームだったことを告白。
しかし、この試合が今回実現せず、通常の『RIZIN』になったことについては、「武尊選手とレオナ・ぺタス選手が対戦するのは1月24日の予定だったが、これも緊急事態宣言による都からの要請で延期となり、3月28日にスライドした。我々は1月末に武尊選手、2月に天心選手が試合をすれば、そこから6月だったら、選手のダメージの回復も含めて、十分な時間があるだろうと思ったんですけど、武尊選手の試合が3月28日にずれたと。それが終わって武尊選手のケガがなければ、ついにっということで、みんなアクセルを切れたんですけど、そこで残念ながら武尊選手がケガを負ってしまったんですね。それで幻となってしまったんですけど、6.13の天心対武尊戦がなくなってしまった」とドリームカード消滅の経緯を説明した。
天心は自身のYoutubeチャンネルに、『6/13RIZINの対戦相手募集します。』というタイトルで動画を投稿し、戦うはずだった武尊が怪我をしたため試合が延期になった事を語っており、今まで挑戦表明をしてきた様々な相手にオファーを出したが断られ、現在対戦相手未定の状態だという。これに関しては自身のTwitterにも「全員断られました。やる気のない人は俺の名前を出さないでください」と憤りを見せている。天心は「修羅場をくぐらないと飛び抜けられない。誰もやったことがないチャレンジをやろうと思ってます」と1R3分×3Rを1人1Rずつの計3人の選手と連続で戦う事を発表。「体重とかは60kg前後とか。僕と真剣勝負、全力で戦いたいと思う人は是非名乗りを上げてチャレンジしてほしいな」と応募概要を発表しており、6.13東京ドーム大会に天心は変則的な試合で出場することになりそうだ。
(どら増田)