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RIZIN那須川天心、日本人最強の相手は三浦春馬の親友!「一緒に大舞台に立ちたい」

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那須川天心、江幡塁

 大晦日にさいたまスーパーアリーナで開催される総合格闘技イベント『RIZIN.20』のセミファイナルで、“神童”那須川天心(TARGET / Cygames)と対戦するKNOCK OUT初代スーパーバンタム級王者、“伝統の継承者”江幡塁(伊原道場)が24日、都内のジムで公開練習を行った。

 前日は天心が公開練習を行っており、対戦する選手が2日連続で公開練習を行う形となったが、江幡は落ち着いた表情で、1Rのシャドーと3分2Rのミット打ちを披露し、好調な仕上がりをアピール。江幡にとっては待ちに待った一戦なだけに、今回は気合いの入れ方が違う。今年8月に開催されたKNOCK OUTのワンデートーナメントでは、肘ありで負傷を負いながらも決勝で、小笠原瑛作に判定ながら完勝を収めている。大会前から覚悟が窺える言動はそのまま結果に繋がっている。

 「KNOCK OUTを引っ張るために天心くんとはやりたい。僕はこのベルトの価値を他団体のトップと試合をして、勝ち続けることで、上げていきたいし、KNOCK OUTに上がりたいと思う選手を増やしていきたいんです」

 KNOCK OUTのベルトを手にしたことで、新日本キックでの「打倒ムエタイ」とは別の意味で、他団体の日本人トップ選手と闘いたい野望が芽生えたと言ってもいいだろう。その一発目が、最も闘いたい相手だった天心になったのだからたまらない。天心は初期のKNOCK OUTを引っ張って来た。江幡は新生KNOCK OUTの代表として、天心と新旧KNOCK OUTエース対決をRIZINのリングで“最強”の相手として、対峙するのだ。

 「駆けつけてくれるという声ももらってます。一緒に入場したりとか。(三浦)春馬も頑張っている時期だし、僕も大舞台というチャンスを掴んで頑張っている、僕もあいつも頑張っているので、(兄の)睦も含めて3人で大舞台に立とうと思っています。当日の状況になってみないとどうなるかわからないですが、僕の希望としては、3人で晴れの舞台にという形ができればいいなと思っています」

 TBS系列『人生最高のレストラン』に俳優の三浦春馬が出演した際、人生最高の一品として『江幡家のガパオライス』を紹介しており、双子の世界チャンピオン、江幡睦、塁兄弟を紹介したことがキッカケとなり、3人が古くからの親友であることが明らかにされた。天心に比べると「日本人最強」とは言え、世間的な知名度はまだ低いだけに、三浦が一緒に入場するようなことがあれば、一気に知名度が上がり、この試合の注目度や期待値も上がるのは間違いない。

 「毎回サポートはしてくれています。普段も時間があれば計量の時の送り迎えもしてくれます。彼も同じく夢を追いかけている身としてサポートの仕方を心得ているので、近くにいると安心するし、物事に集中出来る環境を作ってくれます。春馬は今回の決定についてはとても喜んでくれていました。『塁のキックボクシングがたくさんの人の目に留まると思うと興奮する』と言ってくれています。僕より相手の研究しているなんて話も聞きます。本当に嬉しいですね」

 今回も三浦、睦、そして伊原信一会長はもちろん、トレーナーたちの全力サポートのもと、“神童”の対角線に立つ。コンディションは絶好調、普段とは異なるルールへの対応も万全とのこと。今年の大晦日はついに“神童”ハンターが現れるかもしれない。

(どら増田)

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