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RIZIN大晦日、那須川天心の相手は“日本人最強”江幡塁!武尊戦には消極発言

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那須川天心、江幡塁

 総合格闘技イベントRIZINは5日、都内の目黒雅叙園で会見を行い、『RIZIN.20』(31日、さいたまスーパーアリーナ)の那須川天心(TARGET/Cygames)と、白鳥大珠(TEAM TEPPEN)の対戦カードを発表した。

 会見は前日に続き、2日連続。気になる天心の対戦相手は、KING OF KNOCK OUTスーパーバンタム級王者の江幡塁(伊原道場)に決定した。江幡塁はWKBAの世界王者として双子の兄・睦(むつき)とともに強さを発揮しており、那須川陣営も早くからマークしていた。これまで天心と対戦した日本人選手の中では、最強と言っても過言ではないだろう。

 塁は今年8月の初代KNOCK OUTスーパーバンタム級王者決定ワンデートーナメントで死闘の末、決勝で小笠原瑛作を破り初代チャンピオンになると、リング上で天心の名を挙げて、対戦をアピール。後日のインタビューでも「KNOCK OUTのチャンピオンとして、他団体のトップとやりたい。ベルトの価値を上げる意味でも那須川天心というピースは必要」と語った。今年9月には千葉・幕張メッセイベントホールで開催されたRISEワールドシリーズを観戦。那須川親子のもとを訪れ、対戦の意思を確認している。

 会見で塁は「那須川選手は格闘技界を引っ張っている。スピード、パワー、テクニックも一流。キック伝統のぶつかり合う激しいスタイルを見せたい」と語ると、天心は「日本の格闘技は自分しか盛り上げられない。江幡選手は自分がデビューする前から試合をしていた強い選手。大晦日らしくぶっ飛ばしたい」と話した。

 また天心は、普段交わらない新日本キックの塁と今回対戦することに関連し、K-1の武尊戦について質問されると「武尊選手と対戦することはないと思う。自分も今はそこまでやりたいとは思わない」と消極的。続けて「いつまでも日本にいるつもりはない。日本は江幡選手が引っ張ってくれればいい」と話し、改めて「江幡選手は強い」と塁の実力を認めていた。塁はKNOCK OUTとWBKAのベルトを「持っていきます」と断言した。

 RIZINの榊原信行CEOは「最近は上の階級でやってましたけど、天心のベスト体重は55kg、江幡も同じぐらいですよね。この試合を通じて日本人で那須川天心に勝てる選手がいたんだということを、世間の皆さんにも分かってもらいたい。RIZINを軸に置くならば、天心にとって最強のチャレンジャー」と塁を絶賛した。

 今回は塁にとっては未知のヒジなしのルールで行われるが、「しっかりと調整していく」と問題がないことを強調していた。なお、完全決着をつけるべく、3分3Rに1Rのエキストララウンドがつくスペシャルルールになったが、2人とも「延長前に決着をつける」と気合い十分だった。

(どら増田)

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