両者は10.12『RIZIN.19』大阪・エディオンアリーナ大阪大会で対戦し、フルラウンドの激闘の末、白鳥が判定勝ちを収めている。この試合はフジテレビ系列の全国ネットで放送されたこともあり、反響は非常に大きかった。
RIZINの榊原信行実行委員長によると、前回“熱”を生んだカードを再び提供し「キックの面白さを日本中の人々に届けられたら」という思いで同カードを組んだそうだ。
来年、再び世界トーナメント2階級制覇を狙う白鳥は「もう一度やる必要はないと思うけど、前回ダウンを取られているので、『もう一度やりたい』と思わせたのは自分の責任。今回はキッチリ倒すので、覚悟しておけよ!という感じです」と、連勝するだけではなく、完勝して「もうやりたいとは思わせない」試合をすると断言。一方の大雅は、「どうしてももう一度組んでくれと自分からお願いしました。自分の中では(前回3Rの続きの)4Rから始める感覚。あの試合はまだ終わってない」と語り、「もう一度やれば必ず勝てると思った」と前回の試合で出た課題をクリアすれば勝てると確信したとのことだ。
「最初から飛ばしていく」と明言した大雅に対して、白鳥は「王者の実力を見せて返り討ちにする」と冷静に対応。果たして、今年はいくつかの波を乗り越えた白鳥が、最後の舞台で「いい年だった」と語れる試合になるのか?はたまた大雅が元K-1ファイターの意地を見せて2020年につなげるか?どちらにとっても“負けられない闘い”なのは間違いない。
(どら増田)